“自暴酒”の読み方と例文
読み方割合
やけざけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野はひどく自暴酒やけざけでも仰ったと見えて強か酔っぱらっていましたが、私の顔を見るといきなり私の胸に取り縋って泣き出したのです
遺書に就て (新字新仮名) / 渡辺温(著)
お袋は頭が痛むと言って結び髪のまま氷袋をつけて奥で寝ていたし、芳太郎もそこらで自暴酒やけざけを飲んであるいて家へ寄りつきもしなかった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「君には、またゆっくり奢って貰う機会があるよ。それから、悪いことはいわない、今夜はあまり自暴酒やけざけを呑みなさんな」
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)