“やけざけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自暴酒51.9%
自棄酒48.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君には、またゆっくり奢って貰う機会があるよ。それから、悪いことはいわない、今夜はあまり自暴酒やけざけを呑みなさんな」
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
森 うむ、あの晩は大分あちこちで、自暴酒やけざけをやったやつが多かった。面目ないが、おれと池田も、じつはその組で——。
稲生播磨守 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その気落ちがしてしまったためだろう、ひと月あまり呷りつづけた自棄酒やけざけのあと、バッタリ倒れて、とたんにこんな病気がでてしまったのだった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
そしてまだ陽を見たことのないクリーム色の(十二さく)そして彼女の完全な(それは、悲しい、思っただけでも胸のうずくような)離反! 自棄酒やけざけ
自殺 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)