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疼
ふりがな文庫
“疼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うず
60.5%
いた
22.6%
うづ
11.3%
イタ
2.3%
ひび
1.1%
ウヅ
0.6%
う
0.6%
うずき
0.6%
しび
0.6%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うず
(逆引き)
姫は夜の闇にもほのかに映る
俤
(
)
をたどって、
疼
(
)
くような体をひたむきに
抛
(
)
げ
出
(
)
す。
行手
(
)
に認められるのは光明であり、理想である。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
疼(うず)の例文をもっと
(50作品+)
見る
いた
(逆引き)
腹も
空
(
)
っていた。寒気は、夜が深まるにつれて、身に迫って
疼
(
)
めつけて来た。口を
利
(
)
けば、残り少ない元気が消えてしまうのを
怖
(
)
れた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
疼(いた)の例文をもっと
(40作品)
見る
うづ
(逆引き)
冷吉は繃帶の下の傷のちき/\
疼
(
)
くのが段々に烈しくなつて來るやうな心持がして、憊れ沈んだ氣分は腐れるやうにいら/\した。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
疼(うづ)の例文をもっと
(20作品)
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▼ すべて表示
イタ
(逆引き)
殊に、地方の男女が月夜、謡ひ乍ら踊る
毛遊
(
)
びその他の群舞、伝説を断片化した短篇舞曲などの早間なものに、沖縄芸能の高潮した情熱を
疼
(
)
い程に感受するのである。
沖縄を憶ふ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
疼(イタ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ひび
(逆引き)
凍
(
)
みわるる
梲
(
)
の
疼
(
)
き。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
疼(ひび)の例文をもっと
(2作品)
見る
ウヅ
(逆引き)
その氷の山に
対
(
)
うて居るやうな、骨の
疼
(
)
く戦慄の快感、其が失せて行くのを
虞
(
)
れるやうに、姫は夜毎、鶏のうたひ出すまでは、
殆
(
)
、祈る心で待ち続けて居る。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
疼(ウヅ)の例文をもっと
(1作品)
見る
う
(逆引き)
それからずっと歳月が
経
(
)
って、私の
欧羅巴
(
)
から帰って来た大正十四年になるが、火難の後の苦痛のいまだ
疼
(
)
ずいているころであったかとおもうが、友人の一人から手紙を
貰
(
)
った中に
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
疼(う)の例文をもっと
(1作品)
見る
うずき
(逆引き)
それに横わると、
殆
(
)
どすべての抵抗がとれて、肉体の
疵
(
)
も魂の
疼
(
)
も
自
(
)
ら少しずつ
医
(
)
されてゆく椅子——そのような椅子を彼は夢想するのだった。
苦しく美しき夏
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
疼(うずき)の例文をもっと
(1作品)
見る
しび
(逆引き)
お由は二三度唸つて、立上つた
気勢
(
)
。下腹が
疼
(
)
れて、便気の
塞逼
(
)
に堪へぬのだ。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
疼(しび)の例文をもっと
(1作品)
見る
疼
漢検1級
部首:⽧
10画
“疼”を含む語句
疼痛
疼々
疼出
疼痛疼痛
疼通
疾疼
痛疼
“疼”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
吉川英治
泉鏡太郎
エドガー・アラン・ポー
山川方夫
谷崎潤一郎
中島敦
泉鏡花
黒島伝治
石川啄木