“俤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもかげ98.8%
おもか0.4%
オモカゲ0.4%
オモ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山越しの弥陀の図の成立史を考えようとするつもりでもなければ、また私の書き物に出て来る「死者」のが、藤原南家郎女の目に
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
せば千太郎は彌々夢中になり契情遊女にはなく通ふ客人に有りとは我が事なり明鏡となつて君がげを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかも、其四十九重の宝宮の内院に現れた尊者の相好は、あの夕、近々と目に見たびとの姿を、心にめて描き顕したばかりであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おもはで髣髴である。幻影である。幻にすら母を浮べ知らぬといふのである。此早調子でなく、考へしませる筈の歌である。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)