トップ
>
俤
>
オモカゲ
ふりがな文庫
“
俤
(
オモカゲ
)” の例文
しかも、其
四十九重
(
シジフクヂユウ
)
の宝宮の
内院
(
ナイヰン
)
に現れた尊者の
相好
(
サウガウ
)
は、あの夕、近々と目に見た
俤
(
オモカゲ
)
びとの姿を、心に
覓
(
ト
)
めて描き顕したばかりであつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
俤
(
オモカゲ
)
に
顕
(
タ
)
ちて 消えずも。はるかなる若き兵士らは 死なしめゝやも
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
鼻
隆
(
タカ
)
く、眉
秀
(
ヒイ
)
で夢見るやうにまみを伏せて、右手は乳の辺に挙げ、脇の下に垂れた左手は、ふくよかな掌を見せて……あゝ雲の上に朱の唇、
匂
(
ニホ
)
ひやかにほゝ笑まれると見た……その
俤
(
オモカゲ
)
。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
俤
漢検1級
部首:⼈
9画
“俤”を含む語句
俤人
俤立
俤橋