“秀”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひい48.8%
18.3%
すぐ10.4%
ひで10.4%
3.7%
2.4%
しげる1.2%
ひいづ1.2%
ひいで1.2%
しう0.6%
(他:3)1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“秀”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語15.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.8%
文学 > 日本文学 > 日本文学3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
はたして! 四めん玲瓏れいろうみねひいたにかすかに、またと類なき奇石きせきであつたので
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「完全な個人」とは平凡に平均した人間という意味でもなければ、万能にひいでたという伝説的な天才の意味でもありません。
文化学院の設立について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
単に傾きつつある西日というよりも、藪のがこれを隔てるという方が、景色の上に或まとまりを作ることになるからである。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
が、今はこの気味の悪い藪も狸などはどこかへい払ったように、日の光のんだ風の中に黄ばんだ竹のをそよがせている。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
実際蝦蟇はまだ主殿頭を知らなかつたのだ。で、目をあげて念入りに相手の顔を見たが、別にすぐれて高い鼻も持つてゐなかつた。
むかし、姓名判断などは、なかったのであるが、幸村ほど智才すぐれしものは時に際し事に触れて、いろいろ名前を替えたのだろう。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
たっちゃんのくみに、田舎いなかから転校てんこうしてきた、ひでちゃんという少年しょうねんがありました。
二少年の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
京部東洞院姉小路に住んでゐる池田玄俊げんしゆんの三男祐二は、母宇野氏ひでが死んで、大坂平野町の伯父池田瑞仙に養はれた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「ほ」の原義は知れないが、「うら」と似た筋路に立つ事を思へば、ウラウラウラ(うら<うれ)同様、の義だとも言へる。
の意義なども、逆に「ほ」の影響を受けて、いよいよ著しく固つたらうと言ふ事も考へねばならぬ。
元来ぴしゃんこな鼻だったら缺けていてもそう可笑おかしくはないが、中高なかだかな、いでた容貌、———当然中央に彫刻的な隆起物がそびえているべき顔が
色の浅黒い、一文字の眉のいでているのがお染の眼についた。
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
おばあ様はしげるほおずりし給ひ、もう今から、帰つたあとでこの児が一番心にかかるべしと申され候。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
しげるさん、麟坊りんばうさん、八峰やつをさん……
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
送つて行つたひいづは帰つて来るとまたぐ藤島さんへ行くみつと、水道橋の停車ぢやうまで一緒に行つた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
土曜日であるからひかるひいづは午後一人は木下さんへ、一人は本多さんへ遊びに行つた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
どこか重々しい風丰ふうぼうがあり、眉もひいでているが、豊かに浅黒いその頬に薄あばたのあるのが世間並にいえばきずである。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一人は年齢ねんぱい二十二三の男、顔色は蒼味あおみ七分に土気三分、どうもよろしくないが、ひいでまゆ儼然きっとした眼付で、ズーと押徹おしとおった鼻筋、ただおしいかな口元がと尋常でないばかり。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
宵の稍々やや手すきの頃、しうちやんとみんなで親しく呼んでゐる青年が来た、おしげは、ああ、この人がゐたのを忘れてゐたと、すがりつきたい思ひがした。
一の酉 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
「おい事務長さん。お前さんは中学校で算術の点がゆうしゅうだったらしいね」
ふくよかなお顔は、鼻タカく、眉ヒイで夢見るやうにまみを伏せて、右手は乳の辺に挙げ、脇の下に垂れた左手は、ふくよかな掌を見せて……あゝ雲の上に朱の唇、ニホひやかにほゝ笑まれると見た……そのオモカゲ
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
アレ、とうさま、吉田ヨシダのとしちやんとヒデちやんがくるんですよ、モウお忘れなすつて?
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)