“ひい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒイ
語句割合
52.1%
14.8%
7.7%
緋衣3.6%
2.4%
費褘1.8%
1.8%
火入1.2%
1.2%
1.2%
退1.2%
非違1.2%
0.6%
日出0.6%
落籍0.6%
0.6%
0.6%
0.6%
0.6%
0.6%
日忌0.6%
0.6%
秘異0.6%
胆力0.6%
脾胃0.6%
被衣0.6%
退校0.6%
鄙意0.6%
非職0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瑠璃子の前には、小姓か何かのように、力のないらしい青年は、極度の当惑に口をんだまま、そのでたを、ふかくめていた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
実はそれを、教えてくれたのは、いつかの琵琶法師でございます。——私とさまとが、あまりにましいといって、こう申しました。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
律義なる水主船頭を載せて羽州能代に下しけるに、思ふまゝなる仕合せを得、二年目に万事さして六貫目の利を見たり。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
玉座を自由の手にし、民衆を本来の民衆たらしめ、大権を人間に戻し、緋衣を再びフランスの頭にきせ、道理と公正とをその円満なる状態に返し
……、もう七歳になる。もう五年したら。白いヴェールをらせ、透き編みの靴下をはかせよう。一人前の娘さんのようになるだろう。
は、大将軍尚書令に累進したので、そのあとには費褘が代って就任した。また、呉懿が新たに車騎将軍となって、漢中を総督することになった。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大正元年暮の二十九日、雪の黄昏を眺めた私の心のやるせない淋しさ——それは世界を掩うて近寄り来る死の蔭のやりとしたみをわれ知らず感じたのでした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
久米一ほどの名人の火入れする窯焚きはそうザラにあるものでなく、大川内伊万里有田三地を通じてみても、今度の献上陶器の火入れは、どうしても百助でなければまりがつかない。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
に自身の不利のみならず、男子の醜行より生ずる直接間接の影響は、て子孫の不幸をし一家滅亡の禍根にこそあれば、家の主婦たる責任ある者は、自身の為め自家の為め
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一旦五六岳辺から胴を波の中に没してしまったが、やがて立山となって首を躍出している、と見るとき、海の底から煥発した朱樺色の火が、一文字をて走った。
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
自分の性質の特色ともいうべき温和な人なつこいところはど消えせ、自分の性質の裏ともいうべき妙にひねくれた片意地のところばかり潮の退の岩のように、ごつごつと現われ残ったので
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
万一にも幕府に非違があれば、敢然と起っての御盾とならなければならぬ、忠とはそのことのだと仰せられました、……靖献遺言がまことに義烈の精神をやしなう書であるなら
菊屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「おつう、まつと此處とつてくんねえか」卯平はそれだけいつて依然としてもない煙管んだ。おつぎは麁朶つて藥罐やしてやつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
らがなんで三百けたんだから、らがむしやらなこと大好のがんだから、いや本當だよ、んで腹疫病くつゝいただつて到頭ねえつちやつたかんな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小塩津の浜まで十五町辿つて来ると、岩が無くなつて、砂浜が幅広く一帯につづいて日出の絶端まで一望に見渡される。伊良湖の裏浜はう一里程で尽きるのだ。
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)
日出の浜には子供等が集まつて焚火をしてゐた。船底に藻草のついたのを火に焼くのが如何にも面白さうなので、子供等はその火の周囲にわい/\云ひながら飛び廻つてゐた。
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)
あんな派手な落籍祝どころじゃありません、貴郎着換も無くしてまで、借金の方をつけて、夜遁げをするようにして落籍たんですもの。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「(そうです。)は可怪い。近所に居ながら、知らんやつがあるか、判然え、落籍たのか!」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
墓守の家に東京から女の子が遊びに来ると、「ちゃん」「お安さん」とよく一緒に遊んだものだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
もと白粉えなくゆる天然色白をこれみよがしにのあたりまでくつろげて、烟草すぱ/\長烟管立膝無作法さもめるのなきこそよけれ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
譬へば樹梢高らかに空にりて山上に
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
私が大へんわるかつたんですから、かあさまどうぞ御免下さい、買ふつもりでも何でもないんでしたもの、あの人がてるの聞いてたら、みんな忘れつちまつたんです。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
中央メラネシアの或島民は、人殺に往く前に自分の守護鬼の名をて敵手を詛ふ。
詛言に就て (旧字旧仮名) / 南方熊楠(著)
の日・日忌み様・二十五日様等の名も一つの証拠であるが、カイナンボウなどという珍しい言葉までが、行く行くはまた一つの手掛りになるだろう。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
じいさんかが、切支丹の邪宗に帰依していたことがあって、古めかしい横文字の書物や、マリヤさまの像や、基督さまのはりつけの絵などが、葛籠の底に一杯しまってあるのですが
鏡地獄 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
この中世紀めいた物語説は、いまでこそだれでも一笑に付するが、あの恐怖と秘異感の最中には、冗談どころか、一部の人々によって大真面目に唱道されたものである。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
何人胆力の強い者はないか、入ってもらいたいが」
蟹の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
届書に俊良、食べ合せ物宜しからず、脾胃い頓死云々。正に立会候者也と書き立てた。
備前天一坊 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
青い草の萌える、満ちた川水の流れる、霞の被衣のやうにほのかに靡く春に——。桃の花の白いのが、春の日影の中にくつきりと出てゐるさまは何とも言はれなかつた。
不思議な鳥 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
梅ちゃんは十歳の年から世話になったが、卒業しないで退校ても先生別に止めもしなかった、今は弟の時坊が尋常二年で、先生の厄介になっている
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
び家を東京にすに及び、先生ちにられ、いわるるよう、鄙意、君が何事か不慮あらん時には、一臂の力を出し扶助せんと思いりしが
は千駄木辺で、お父さんは陸軍の大佐だか少将だか、それで非職てるの。その息子さんが新しい法学士なんですって……そこからね、是非、お嫁さんにいって言ったんですとさ。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)