“緋衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひい75.0%
ひごろも25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけてその外交的な遠謀と智慮にかけては、若い謙信のごとき、到底、あの百錬の功を緋衣ひいの僧将の頭脳には敵すべきもなかった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玉座を自由の手にかえし、民衆を本来の民衆たらしめ、大権を人間に戻し、緋衣ひいを再びフランスの頭にきせ、道理と公正とをその円満なる状態に返し
緋衣ひごろもの大僧正は、壇へ向って護摩ごまいていた。下には具足した信玄の体は肩も腰も丸く見える。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
緋衣ひごろも大嘴おほはし鸚鵡我を見てまたものうげに眼をとぢにけり
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)