井上円了（いのうええんりょう）

1858.03.18 〜 1919.06.06

“井上円了”に特徴的な語句

諺（ことわざ） 八卦（はっけ） 云云（うんぬん） 狐（きつね） 卜筮（ぼくぜい） 憑（つ） 御鬮（みくじ） 毫（ごう） 天狗（てんぐ） 狐狸（こり） 祟（たたり） 畢竟（ひっきょう） 狸（たぬき） 汝（なんじ） 鼬（いたち） 蓋（ふた） 稲荷（いなり） 易筮（えきぜい） 怪火（かいか） 忽然（こつぜん） 九星（きゅうせい） 参詣（さんけい） 狐火（きつねび） 人狐（にんこ） 狐憑（きつねつ） 提灯（ちょうちん） 燐火（りんか） 魂魄（こんぱく） 餅（もち） 金神（こんじん） 藪（やぶ） 狐惑（こわく） 溺死（できし） 横臥（おうが） 嘘（うそ） 祈祷（きとう） 墨色（すみいろ） 腹鼓（はらつづみ） 憑付（ひょうふ） 生霊（いきりょう） 候（そうろう） 斬（き） 比喩（ひゆ） 憑（よ） 河童（かっぱ） 淫祀（いんし） 謂（いい） 売卜（ばいぼく） 寅（とら） 茄子（なす）

著者としての作品一覧

欧米各国　政教日記（新字新仮名）
読書目安時間：約2時間34分
一、余、はじめ紀行、日記等は編述せざる意なりしが、友人来たりて曰く、近来洋行者はなはだ多く、紀行、日記またすくなからずといえども、いまだ宗教、風俗に関したる紀行を見ず。君、よろしく …

おばけの正体（新字新仮名）
読書目安時間：約2時間27分
明治三十一年のむかし、『妖怪百談』を著し、つぎにその「続編」を作りしが、望外にも世間より歓迎せられ、再三再四、版を重ぬるに至りたるも、数年前に残本全く尽き、久しく購読を謝絶しきたれ …

甲州郡内妖怪事件取り調べ報告（新字新仮名）
読書目安時間：約18分
一昨日、哲学館において井上円了氏の演ぜし妖怪取り調べ報告の大要を聞くに、左のごとし。 昨年十一月中旬より、山梨県北都留郡（すなわち、いわゆる郡内）大目村、杉本永山氏の宅に一大怪事現 …

失念術講義（旧字旧仮名）
読書目安時間：約38分
客あり一日余を訪ふ談適〻記憶術の如何に及ふ余曰く記憶術より一層有益なるものは失𫝹術にして世未た其必要を唱ふるものあらずと客怪みて其故を問ふ余之に告くるに失𫝹術の大要を以てす翌朝館友 …

西航日録（新字新仮名）
読書目安時間：約1時間27分
本書は余が欧米漫遊の途中、目に触れ心に感じたることをそのまま記して、哲学館出身者および生徒諸子に報道したるものにして、これを別冊に刻して世間に公にすることは、最初より期せしところに …

通俗講義　霊魂不滅論（新字新仮名）
読書目安時間：約2時間26分
余、さきに世間の俗論を退治せんと欲し、『破唯物論』と題する一書を著ししが、哲学専門の学者は、これを評して非科学的となし、あるいは空想憶断となすも、世間一般の人士は、その論なお高尚に …

南半球五万哩（新字新仮名）
読書目安時間：約4時間23分
南球五万哩余程、沐雨梳風嘆独行、帰入旧廬有相識、一窓梅月照寒更。甫水円了道人 （南半球五万哩余の行程、雨で髪を洗い、風にくしけづり、たったひとりで旅するを慨嘆する。わが家に帰えれば …

迷信解（新字新仮名）
読書目安時間：約1時間37分
今般文部省にて編纂せられたる『国定小学修身書』を一読するに、その中に迷信の課題ありて、懇切に迷信に関する注意を与えられしも、その文簡短にして、小学児童の了解し難きところなきにあらず …

迷信と宗教（新字新仮名）
読書目安時間：約4時間60分
わが国は今日なお迷信盛んにして、宗教もその雲におおわれ、精神界はこれがために暗黒なるありさまなれば、余は人文のため、国家のために、迷信と宗教との別を明らかにし、有害なる迷信を除きて …

妖怪学（新字新仮名）
読書目安時間：約1時間58分
妖怪学は応用心理学の一部分として講述するものにして、これに「学」の字を付するも、決して一科完成せる学を義とするにあらず。ただ、妖怪の事実を収集して、これに心理学上の説明を与えんこと …

妖怪学一斑（新字新仮名）
読書目安時間：約24分
私は七、八年前より妖怪のことを研究しておりまして、今日のところでは、いまだ十分に研究し尽くしたわけではありませんがその研究中であって、いろいろその事実を収集しております。果たしてこ …

妖怪学講義：01 再版につきて一言を題す（新字新仮名）
読書目安時間：約4分
余は、数年来研究せる四百余種の妖怪を八大部門に分かち、一昨年一年間を期して講述し、一時その筆記を印刷して有志諸氏に配布したりしが、その後、四方より続々購読を望まるるものありとて、書 …

妖怪学講義：02 緒言（新字新仮名）
読書目安時間：約35分
哲学館主井上円了述 美妙なる天地の高堂に座して、霊妙なる心性の明灯を点ずるものはなんぞや。だれも問わずして、その人間の一生なるを知る。果たしてしからば、その一生中、森然たる万有を照 …

妖怪研究（新字新仮名）
読書目安時間：約2分
妖怪研究は余が数年来従事せるところなるが、近ごろ応用心理学を講述するに当たり、あわせて妖怪の解釈を下し、ときどき実験をも施しけるに、事実の参考を要するものあれば、館外員諸君よりも事 …

妖怪玄談（新字新仮名）
読書目安時間：約60分
余、幼にして妖怪を聞くことを好み、長じてその理を究めんと欲し、事実を収集すること、ここにすでに五年。その今日まで、地方の書信の机上に堆積せるもの幾百通なるを知らずといえども、そのう …

妖怪談（新字新仮名）
読書目安時間：約25分
エー、今晩は、臨時のお好みに従いまして、御注文のとおり妖怪談を演説することになりました。なにぶん世間では、妖怪学は私の専有物であるかのごとく評判いたしまして、いずれへ参りましても、 …

妖怪報告（新字新仮名）
読書目安時間：約16分
本館にて、心理講究のかたわら妖怪事実を捜索研究し、その結果を館員に報告し、また、その事実を館員より通信せしむるについては、従来の通信中、妖怪、不思議にして解釈を付し難きものを掲載し …

“井上円了”について

井上 円了（井上 圓了、いのうえ えんりょう、1858年3月18日（安政5年2月4日） - 1919年（大正8年）6月6日）は、日本の仏教哲学者、教育者。
多様な視点を育てる学問としての哲学に着目し、哲学館（現、東洋大学）を設立した。
(出典:Wikipedia)