“茄子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なす79.8%
なすび19.7%
ナスビ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風情ふぜいもない崖裾がけすその裏庭が、そこから見通され、石楠しゃくなげや松の盆栽を並べた植木だなが見え、茄子なす胡瓜きゅうりねぎのような野菜が作ってあった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
人間を殺すのを、大根か、茄子なすびを切るくらいにしか、考えとらん奴ばっかりじゃけ、困るわい。ボーシンも、気をつけたが、ええばい
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「いにしへは、大根オホネ はじかみ 韮 茄子ナスビ、瓜のたぐひも、歌によみけり」
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)