“紫蘇”の読み方と例文
読み方割合
しそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは昔のさむらいの屋敷跡のように思えた。畑とも庭ともつかない地面には、梅の老木があったり南瓜かぼちゃが植えてあったり紫蘇しそがあったりした。
城のある町にて (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
第十四 紫蘇しそ飯 と申すのは勢州せいしゅう岩内いわうちの名物ですが大層味の良いもので先ず青紫蘇を塩水で洗って日に干してパリパリに乾かしておきます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
青い朴葉の香氣かをりも今だに私の鼻の先にあるやうな氣がします。お牧は又、紫蘇しその葉の漬けたのをたけのこの皮に入れて呉れました。