“若水”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わかみず60.0%
じゃくすい20.0%
ワカミヅ20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髪の毛の一すじ一すじがみな泣きふるえた。欄を濡らしている涙の下は、元日の明るい陽を燿々ようようと乗せて、無限の希望へかがやいて行く若水わかみずのせせらぎであったが。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、はや元日か。さても、おもしろい年を越えたな。今年は初春はる夢占ゆめうらもよからん気がするぞ。なあ右馬介、もう寝るまもあるまい。宿所へ戻って、若水わかみずでも汲むとしようよ」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うるわしきすみれの種と、やさしき野菊の種と、この二つの一つを石多く水少なく風つよく土焦げたる地にまき、その一つを春風ふきかすみたなびき若水わかみず流れ鳥蒼空あおぞらのはて地にるる野にまきぬ。
詩想 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
同時に同家所蔵の若水じゃくすい本『本草綱目ほんぞうこうもく』もまたこれを買い求め、これは今も私の宅に在る。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
ある地方では「シチ若水ワカミヅ」と言ひ、ある処では「シチのしぢ水」と称へてゐる。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)