“門松”の読み方と例文
読み方割合
かどまつ100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天明てんめい五年正月の門松かどまつももう取られて、武家では具足びらき、町家ではくらびらきという十一日もきのうと過ぎた。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
正月しようぐわつ門松かどまつとりすつるよりかゝりて、一ねんうちとほしのれはまこと商賣人しようばいにん
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そこには立派な門松かどまつが立ててあり、門の片方の柱には、味噌みそたまりと大きく書かれた木のふだがかかっていた。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)
ことにくおしつまつて、もう門松かどまつがたつてゐるさういふ町を歩いてゐると、ちよつと久保田万太郎くぼたまんたらう君の小説のなかを歩いてゐるやうな気持でいい気持だ。
一番気乗のする時 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それで一束また一束、一日刈って束ねた門松かどまつを、ことごとくこの渦巻の中へ入れてしまう。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
正月しやうぐわつのおかざりを片付かたづける時分じぶんには、村中むらぢう門松かどまつ注連繩しめなはなどをむらのはづれへつてつて、一しよにしてきました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
彼等かれらいへ門松かどまつたゞみじかまつえだたけえだとをちひさなくひしばけて垣根かきね入口いりくちてたのみである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
門松かどまつつらねて、としかみおくるといふ
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まだ門松かどまつや竹こそ見えないが、町にも何となく年暮くれげしきが色めいて、
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
門松かどまつは雪の中へたて七五三しめかざりは雪ののきに引わたす。