“門違”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどちが90.0%
かどちがえ5.0%
かどちがひ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのお怨みはお門違かどちがいでござンしょう。ねえ、主人持ちのかなしさに、わっしはただ、いいつけられたことを真ッ正直に承るだけのこッてすぜ。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翌朝よくちょうになって、家人一同が、昨夜の出来事をはなして如何いかにも奇妙だといっていたが、多分門違かどちがえでもあったろうくらいにしてそのままに過ぎてしまった。
感応 (新字新仮名) / 岩村透(著)
『世を隔てたる此庵このいほは、夜陰やいんに訪はるゝおぼえなし、恐らく門違かどちがひにても候はんか』。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)