“儘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まま78.8%
まゝ18.2%
なり1.3%
まんま1.0%
まヽ0.5%
ことごと0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔のままに現在までも続いていると云う住家はほとんんどなく、極めてまれに昔の美しさのある物を発見するのがすこぶる難しいことなのである。
現代語訳 方丈記 (新字新仮名) / 鴨長明(著)
暖い日で額が汗ばむ程なので、基督は外套を脱いで、そこらの楊の木に引掛ひつかけたまゝ、岡をのぼつて多くの群衆にお説教をしに出掛けた。
半「そんな事を云ってもいかんよ、悪事を平気な泥坊とはいいながら、目をまわしたなりお蘭さんを此の本堂の下の石室いしむろの中へ生埋いきうめにしたね」
あれは子ープルスのいへの三がいからへるエリノしまにそのまんまですこと此方こなたのはあたま禿げた老爺おぢいさんがさかなつてかたちによくますねえ。
と、五六けん手前てまへからしかり付けた。唖者をし子等こらは人の気勢けはひおどろいて、手に手にあか死人花しびとばなを持つたまヽはたけ横切よこぎつて、半町も無い鹿しヽたにの盲唖院へ駆けて帰つた
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
もてあそビテ光瞥瞥タリ/雲ハ残日ヲメテ影凄凄タリ/寒蔬ハことごとク園官ノ贈ル有リ/鮮鯽何ゾ膾手ノ批ヲ労サン/聞説きくならク摂船多ク酒ヲ運ブト/またもとム一勺吾ガ臍ニ到ルヲ〕
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)