“其儘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのまま64.0%
そのまゝ32.0%
そつくり1.0%
そのまんま1.0%
そっくり1.0%
そんなり1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
的の真ただ中に箭鏃のさきは触れた。女は何とすることも出来無かった。其儘に死にでもするように、息を詰めるより外はなかった。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しさにり、病院服も、シヤツも、ぴり/\と引裂くのでつたが、其儘氣絶して寐臺れてつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「そりやさうとおつかさまに其儘だなあ」とたおつぎにした。おつぎはそれをくとける手桶つてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『時にね。』とお柳は顔をげて、『昨晩の話だね、お父様のお帰りで其儘になつたつけが、お前よく静に言つてお呉れよ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其儘いちや仕樣がない。つてつてはう!』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)