鳥影とりかげ
小川静子は、兄の信吾が帰省するといふので、二人の小妹と下男の松蔵を伴れて、好摩の停車場まで迎ひに出た。もと/\、鋤一つ入れたことのない荒蕪地の中に建てられた、小さい三等駅だから、乗降の客と言つても日に …
作品に特徴的な語句
離室はなれ 肌理きめ 忖度そんたく 旁々かたがた 盂蘭盆うらぼん 午頃ひるごろ 斡旋あつせん 紺絣こんがすり 為方しかた 微風そよかぜ 不足たらず 三度みたび 日盛ひざかり 上気のぼせ 肝煎きもいり はた 杜鵑ほととぎす 貴君あなた 人物ひと 一歩ひとあし 愛宕山あたごやま 経文おきやう 手頼たより ひぐらし しをり 火屋ほや 初夏はつなつ 幾年いくとせ 苦痛くるしみ 隅々くまぐま 七歳ななつ 微醺びくん てすり 起臥おきふし 怨嗟うらみ 翌年あくるとし 生際はえぎは 五歳いつつ 四隣あたり 上框あがりがまち 中空なかぞら 和歌うた 色沢いろつや 寡婦をんな いただき 沈着おちつ 狷介けんすけ もり 相不変あひかはらず 矢絣やがすり 皮膚かは 贔負きにいり 下唇くちびる 厳粛おごそか 曳出ひきだ 浅猿あさま なあ 大仰おほぎやう 洋杖ステツキ 街道みち 其麽そんな 指揮さしづ たけ 胡散臭うさんくさ 髯面ひげづら 色彩いろ 一団ひとかたまり つや 直衣ちよつき 衣嚢かくし ゆた 電光いなづま 喜悦よろこび 大好だいすき 快楽たのしみ 参差しんし 家並いへなみ 不取敢とりあへず 二室ふたま 素封家ものもち かぢ 薩張さつぱり 内外うちそと 臭気にほひ 取留とりとめ 四度よたび 濁声だみごゑ 恥辱はぢ 何物なに 小商人こあきんど 弾機ばね 無態ぶざま すぼ 佝僂せむし どう 急足いそぎあし 真率まじめ 小供わらし 弁疏いひわけ
題名が同じ作品
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鳥影 (旧字旧仮名)泉鏡太郎 泉鏡花 (著)