“関係”のいろいろな読み方と例文
旧字:關係
読み方(ふりがな)割合
かんけい28.9%
かかわり14.5%
かかりあ10.5%
かかりあい10.5%
つながり7.9%
かかわ3.9%
あいだがら2.6%
かかり2.6%
かゝりあい2.6%
くわんけい2.6%
(他:10)13.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“関係”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
たとえ、おとなどうしが、けんかをしても、どもどうしは、関係かんけいなく、いつだっておともだちになれるよ。
春さきの朝のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
ところで、この竜神りゅうじん人間にんげんとの関係かんけいであるが、人間にんげんほうでは、なにらずに
よし恋の場合に男はたまたま命掛であるとしても、産という命掛の事件には男は何の関係かかわりもなく、また何の役にも立ちません。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
だが、その子鉄とお銀様と何の関係かかわりがある、物好きにも程のあったものだと、お角さんの余憤が止まらないのも無理はありません。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
他人ひとのことみたいに言っちゃいけません。あなただって関係かかりあいのあることなんです。ともかく、降りて来てください」
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「何にあの男だって唯の男サ」と真蔵は起上たちあがりながら「けれども関係かかりあわんが可い」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「どういうことと申しますと?」与兵衛が、木場の甚を見ながらお高にきき返して、「柘植のおうちと和泉屋との関係かかりあいでございますか」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この久兵衛とお艶とどういう関係かかりあいにあるのか、などと改めて四角張るのは野暮の骨頂で、片方が気違いのことだ、順序も系統もあったものではない。
ねえ熊城君、中世非文献的史詩と殺人事件との関係つながりを、ここで充分咀嚼そしゃくしてもらいたいと思うのだよ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし知ると知らざるとにかかわらず、一切のものは互いに無限の関係つながりにおいて存在しているのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
そういう他人の事件に関係かかわり大事な時間を費やすより、自分自身快楽にふけり、いわゆる年中での遊び月を充分に遊んで暮らした方が幸福であると思ったからであろう。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「二人ながら紙帳を出るな! ……紙帳こそは拙者の家、わが城砦とりで、この中にそちたちいる限りは、拙者身をもって護ってとらせる! 出たが最後、拙者関係かかわらぬぞ!」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ところでこれまではその関係あいだがらが主人と家来でございました。殿様と奴隷でございました。でもそれは理窟に合いませぬ。そうして古うございます。そうですふる制度しきたりです。改良あらためなければなりません」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
宗家相続の問題以来、将軍吉宗様はちだいさまと尾張家とは、面白くない関係あいだがらとなりまして、宗春様が年若の御身おんみで、早くご隠居なされましたのも、そのためからでございますし、ご禁制の大船を造られましたのも、吉宗様はちだいさまに対する欝忿うっぷん晴らし、そのためだったように思われます。
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「よしッ大出来だ。それじゃ、昨夜の関係かかりあいになった者を皆んな集めろ。婿の儀八と、番頭の新兵衛と、田原屋と丸屋、石橋屋の主人だ」
持った女房は三人、関係かかりあった女は何十百人、武家の秘蔵娘から、国貞くにさだの一枚絵になった水茶屋の女、松の位から根引いた、昼三ひるさん太夫たゆうまで、馴れ染めの最初は
猟色の果 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
何か有ったら関係かゝりあいを付けようと思っている。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
容易には御裁許遊ばされず、猶お御老中方に長二郎を初め其の関係かゝりあいの者の身分行状、並に此の事件の手続等をくわしくおたゞしになりましたから、御老中方から明細に言上ごんじょういたされました処
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
はては自分の名誉に関係くわんけいする様な事が出来しつたいしたりしたらうする気だ
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
従つてかれは三千代の顔や、容子や、言葉や、夫婦の関係くわんけいや、病気や、身分みぶん一纏ひとまとめにしたものを、わが情調にしつくり合ふ対象として、発見したに過ぎなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いずれ俺と猪之松とは、将来交際つきあえる関係なかではない。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
皆自分が手づから指揮さしづして、朝から晩まで戸外そとに居るが、その後妻のお兼とお柳との関係なかが兎角面白くないので、同じ家に居ながらも、信之親子と祖父母や其子等(信之には兄弟なのだが)とは
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
廿余年を、何楽しみの偏人生活、友にも、血にも、関係かかはりはたへた一人のそなたまで、傍には置かず、すげなうしたは。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
「桔梗屋さんと関係かかりええがあろうはずもねえし、どこの誰だか、からきし人別がつかねえ。もっともね、こう下から白眼にらめてるだけじゃあよく相好もわからねえが——」
ところが此男がある芸妓と関係かゝりあつて、何時いつにか会計に穴をけた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
我が腹立は木片の火のぱつと燃え立ち直消ゆる、堪へも意地も無きやうなる事では済まさじ承知せじ、今日の変事は今日の変事、我が癇癪は我が癇癪、全で別なり関係かゝりあひなし、源太が為やうは知るとき知れ悟らする時悟らせ呉れむと
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
女から見れば、男は種種いろいろの事に関係たずさわりながらそのせわしい中で断えず醜業婦などに手を出す。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
「この騒動の原因もとはと申しますると、意外な男と女との関係ちちくりごとから起ったに違いないと思いました私の見込みを申しましたので……」
黄金のウシの話は、いずれも墜坑口碑に関係まつわっております。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
……ちょうどそのころ、桜場はよんどころない用事で江戸へ出かけなければならないことになり、一年ばかりしてから府中へ帰ってみると、青梅屋の三男坊が婿にきまって、もう結納までとりかわしたというんだからおさまらない。……俺とお源は去年の暗闇祭にきっぱりとした関係わけになっているンだから、お源の婿はこの桜場清六。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)