“関係”のいろいろな読み方と例文
旧字:關係
読み方割合
かんけい35.2%
かかわり14.3%
かかりあい9.9%
かかりあ8.8%
つながり6.6%
くわんけい3.3%
かかわ3.3%
あいだがら2.2%
かかり2.2%
かゝりあい2.2%
なか2.2%
いきさつ1.1%
かかはり1.1%
かかりええ1.1%
かゝりあ1.1%
かゝりあひ1.1%
たずさわ1.1%
ちちくり1.1%
まつわ1.1%
わけ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左の一篇は木村芥舟翁(きむらかいしゅうおう)の稿(こう)に係(かか)り、時事新報(じじしんぽう)に掲載(けいさい)したるものなり。その文中、瘠我慢(やせがまん)の説(せつ)に関係(かんけい)するものあるを以て、ここに附記(ふき)す。
だが、その子鉄とお銀様と何の関係(かかわり)がある、物好きにも程のあったものだと、お角さんの余憤が止まらないのも無理はありません。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「どういうことと申しますと?」与兵衛が、木場の甚を見ながらお高にきき返して、「柘植のお家(うち)と和泉屋との関係(かかりあい)でございますか」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
つまらない連中に関係(かかりあ)って、もしものことがあろうものなら、使命(つかい)を全うすることが出来ぬ。……そうだ、あいつらをマイてやろう
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……関係(つながり)があるのではあるまいかな? ……いよいよ此奴(こやつ)は逃がせねえ。うむそうだ踏み込んでやろう。有名(なうて)の悪漢(わるもの)であろうとも、たかの知れた盗賊だ。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今(いま)一つ招魂社(せうこんしや)の後(うしろ)の木立(こだち)のなかにも、媚(なまめ)かしい此物語(このものがたり)は迹(あと)つけられてあるが、其後(そのゝち)の関係(くわんけい)は一切(さい)解(わか)らぬ。今(いま)も此(こ)の恋(こひ)なかは続(つゞ)いてゐるか否(いな)か、其(それ)も判然(はんぜん)せぬ。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
そういう他人の事件に関係(かかわ)り大事な時間を費やすより、自分自身快楽に耽(ふけ)り、いわゆる年中での遊び月を充分に遊んで暮らした方が幸福であると思ったからであろう。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
将軍吉宗様(はちだいさま)と尾張家とは、面白くない関係(あいだがら)となりまして、宗春様が年若の御身(おんみ)で、早くご隠居なされましたのも、そのためからでございますし、ご禁制の大船を造られましたのも
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「よしッ大出来だ。それじゃ、昨夜の関係(かかり)あいになった者を皆んな集めろ。婿の儀八と、番頭の新兵衛と、田原屋と丸屋、石橋屋の主人だ」
奥に惣次郎がお隅を連れて来ている事を聞くと、ぐッぐッと癪に障り、何か有ったら関係(かゝりあい)を付けようと思っている。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いずれ俺と猪之松とは、将来交際(つきあ)える関係(なか)ではない。そのうち必ず命を賭しての、出入り果し合いをすることとなろう。一日延ばせば一日延ばしただけ、双方嫌な目をするばかりだ。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
お前が『放火は酒呑の女房か、問屋の仕入の関係(いきさつ)で、ただ滅茶滅茶に酒屋を怨む者の仕業かも知れない』と言ったのを聴いて、あの気狂い奴(め)、四軒目を焼く積りになったんだよ。
廿余年を、何楽しみの偏人生活、友にも、血にも、関係(かかはり)はたへた一人のそなたまで、傍には置かず、すげなうしたは。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
「桔梗屋さんと関係(かかりええ)があろうはずもねえし、どこの誰だか、からきし人別がつかねえ。もっともね、こう下から白眼(にら)めてるだけじゃあよく相好もわからねえが——」
支店長が、自分に万事を打ち明ける如く、自分は自分の部下の関(せき)といふ男を信任して、色々と相談相手にして居つた。所(ところ)が此男がある芸妓と関係(かゝりあ)つて、何時(いつ)の間(ま)にか会計に穴を明(あ)けた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
堪へも意地も無きやうなる事では済まさじ承知せじ、今日の変事は今日の変事、我が癇癪は我が癇癪、全で別なり関係(かゝりあひ)なし、源太が為やうは知るとき知れ悟らする時悟らせ呉れむと
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
女から見れば、男は種種(いろいろ)の事に関係(たずさわ)りながらその忙(せわ)しい中で断えず醜業婦などに手を出す。世の中の男で女に関係せずに終るという人は殆どありますまい。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
「この騒動の原因(もと)はと申しますると、意外な男と女との関係(ちちくり)ごとから起ったに違いないと思いました私の見込みを申しましたので……」
黄金のウシの話は、いずれも墜坑口碑に関係(まつわ)っております。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
……俺とお源は去年の暗闇祭にきっぱりとした関係(わけ)になっているンだから、お源の婿はこの桜場清六。
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)