『五重塔(ごじゅうのとう)』
其一 木理美しき槻胴、縁にはわざと赤樫を用ひたる岩畳作りの長火鉢に対ひて話し敵もなく唯一人、少しは淋しさうに坐り居る三十前後の女、男のやうに立派な眉を何日掃ひしか剃つたる痕の青〻と、見る眼も覚むべき雨後の山の色をとゞめて翠の匀ひ一しほ床しく …
作品に特徴的な語句
汝(てめへ) 夫(おやぢ) 為(やつ) 少(ちつと) 然(へい) 怯(おめ) 動(じろ) 風(ふい) 彼(かう) 私(わつち) 化粧(しまひ) 徐(そゞろ) 更(かへ) 縮(ちゞこ) 和(やさ) 応(おゝ) 熟(い) 何(どれ) 脱(はぐ) 対(あは) 汝等(そなたたち) 汝(おまへ) 進(で) 一寸(ちよと) 我(ひと) 関係(かゝりあひ) 性質(もちまへ) 外(はぐ) 燻(くすぼ) 顫(わなゝ) 衣服(べゞ) 些(ちつと) 歔欷(しやくりあげ) 我(わたし) 直接(ぢき) 異(をか) 女房(かゝ) 潰(つひや) 消(きや) 強(たつ) 既(もはや) 遣(よ) 載(お) 面貌(きりやう) 夙(はよ) 好(よき) 了(わか) 湿(うるみ) 敵(むかう) 退(ず) 頭(てん) 寒(ひえ) 対(むかう) 全然(さらり) 労(づか) 長(とこしな) 疾(とつく) 其様(そのよ) 小(さゝ) 捷(ばや) 擬(さ) 汝(そなた) 酔(へゞ) 飲(いけ) 一(ぴん) 便(すべ) 折(くだ) 敬(つゝし) 布(しか) 尚(まだ) 毫(ちつと) 没(うづ) 為(なさ) 頭(さき) 居(す) 成(でき) 憫然(かはいそ) 美(うるは) 動(ゆら) 縮(すぼ) 可憐(あはれ) 空(あだ) 打付(ぶつけ) 質(だち) 徐(ゆるや) 発(いだ) 行(ある) 湖(みづ) 逆(むか) 注意(こゝろぞへ) 誑(つま) 小童(わつぱ) 羞(はぢ) 奪(あげ) 過般(このあひだ) 配合(つりあひ) 酔漢(よつぱらひ) 大(でか) 唯(はい) 八(は)
題名が同じ作品
五重塔 (新字新仮名)/ 幸田露伴 (著)