“夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
それ28.1%
24.1%
おっと14.2%
つま8.8%
をつと6.8%
2.5%
1.5%
1.4%
うち1.0%
おつと0.8%
やど0.8%
ツマ0.8%
そり0.7%
0.7%
せな0.5%
ひと0.5%
をっと0.5%
づま0.5%
0.5%
ヅマ0.5%
0.3%
そん0.3%
たく0.2%
とゝま0.2%
ひこぢ0.2%
オド0.2%
ソレ0.2%
ハスバンド0.2%
0.2%
0.2%
おやじ0.2%
おやぢ0.2%
かな0.2%
かの0.2%
0.2%
せこ0.2%
それに0.2%
0.2%
0.2%
わたし0.2%
0.2%
ハズバンド0.2%
ヒコヂ0.2%
マリ0.2%
ヲヒト0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論金峰山がどんな山であるか、に就て少しも知る所の無い先生は、単に蔵王権現の祭ってある高い山だと教えたのみに過ぎない。
金峰山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
徳川家康の南洋政策は、豊臣秀吉の強硬な、むしろ恫喝的、侵略的のれとは事変り、きわめて穏健で、親和的で、実利的であった。
たね子はの先輩に当るある実業家の令嬢の結婚披露式の通知を貰った時、ちょうど勤め先へ出かかった夫にこう熱心に話しかけた。
たね子の憂鬱 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ことしは芳之助もはや廿歳一兩年たるとよびばるゝぞとへばしさにをどりて友達ごともかしく
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
妻を盗まれたの霊、娘をめられた父親の霊、恋人を奪はれた若者の霊。——この河に浮き沈む無数の霊は、一人も残らず男だつた。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
茲よりては踈大なる錯謬に陷りて、の日月の蝕、旱魃、洪水の災も、人君の政治に關係せりと云ふ妄想を生ずるに至る可し。
尚白箚記 (旧字旧仮名) / 西周(著)
防人に行くはるがしさ物思ひもせず 〔巻二十・四四二五〕 防人の妻
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
万葉集巻十四の二首の東歌「にほとりの葛飾早稲をにへすとも、そのしきを、に立てめやも」「そや。此屋の戸ぶる。にふなみに、我がをやりてふ此戸を」
まれびとの歴史 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
と晝間まで田をこねまはして、そから田の畔へあがつてサ、御飯も食べるし、酒も藥鑵に仕込んだのを二人で仲よく飮むんだよ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
「僕は今日の事がある以上は、世間的の立場からして、もう君と交際する訳には行かない。今日限り絶交するから左様思つて呉れ玉へ」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
嬶の奴頻りに其を弁解してから、何れ又がお目にかゝつて詳しく申上げるでせうけれどもと云つて、一円五十銭の紙包を出したのだ。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「一夜夫」と解するのは考・古義の説で、「妻はかり字、也。初て一夜逢し也」(考)とあるが、これは遠く和歌童蒙抄の説までり得る。あとは多く「一夜妻」説である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
併し寄て襲ッて殺すには何うしても往来では出来ぬ事だ(大)う云う訳で(谷)何う云う訳ッて君、聞たまえよ(大)又聞たまえか(谷)イヤ聞たまえ
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
此男を放免共俄に捕ふれば、男こは何故に捕ふるぞと云へば、早うに取るなりけり。引張つて上様将行きて、八省に将入りぬ。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
くの野にも逢はなむ心なく里の真中に逢へるかも (同・三四六三)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
私は、うものさえ貰えばいんですからね。どうせ、このとは気が合わないんだから、このはこので、勝手なことを
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
……そこにおにゃったるロミオこそはヂュリエットがしい、またそこにおにゃったるヂュリエットこそはそのロミオが貞節なる宿二人したは手前
其は其として、昔から家の娘を守つた村々は、段々えたいの知れぬ村の風に感染けて、忍びの手に任せ傍題にしようとしてゐる。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かならず一人を斬り、一気かならず一を割る、手練の腕は、超人的なものだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其は其として、昔から家の娘を守つた邑々も、段々えたいの知れぬ村の風に感染けて、忍びの手に任せ傍題にしようとしてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
尤もお伽噺の世界から目覚めたのは僕ばかりでなく、同級生も皆世智辛さを覚え始めた。寄ると触ると将来の活動方面を語り合う。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
大鞆は心の底にて「ナニ生意気な、人を試すなどと其手に乗る者か」と嘲りッて「なら本統の所ろアレは何の傷だ(谷)夫は未だ僕にも少し見込が附かぬが静かに聞く可し、 ...
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
あの人間を知っているは、出さねばどんな事をされるか解らない、と云って金の調達は早々に出来ず、つい思案に余ってあの通り自殺致しました。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
又是は何者か顔を揚げいとを取って引起すとし……此処の七兵衞さんの死骸が出たのじゃが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そのめる事を怪みて、その女に問ひて曰はく、「はおのづからめり。無きにいかにかもめる」
何歳だバ。のナ今歳二十六だネ。ふんダバ。阿母ダテ二十歳たけアせ。だけアそれはねエネ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
女人ハ、五障三從トテ、オトコニマサリテカカルフカキツミノアルナリ、コノユヘニ一切女人ヲバ、——馬鹿らしい。
陰火 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
美禰子に愛せられるという事実そのものが、彼女たる唯一の資格のような気がしていた。言われてみると、なるほど疑問である。三四郎は首を傾けた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
で、恋なればこそなき身を屈して平生の恩顧を思ふての美くしき姫を麿に周旋せいと荒尾先生に仰せられた。荒尾先生ほとほと閉口した。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
ごらんの通りな山家のこと、何もおかまいはできませぬが、雪の夜の馳走には、から富者貴顕にいたるまで、火にる馳走はないかとぞんじまして、このように
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万が一にも仕損じてはお上人様源太親方に十兵衛の顔が向けらりょうか、これ、生きても塔ができねばな、この十兵衛は死んだ同然、死んでもをし遂げれば汝がは生きて居るわい
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
万が一にも仕損じてはお上人様源太親方に十兵衞の顔が向られうか、これ、生きても塔がねばな、此十兵衞は死んだ同然、死んでも業を仕遂げればは生て居るはい
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「よし、行こう。漢陽に行こう。連れて行ってくれ。逝者の如き、昼夜をてず。」てれ隠しに、だ唐突な詩句をして、あははは、と自らをった。
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)
子路、子羔をしてたらしむ。子曰く、人の子をわん。子路曰く、民人あり、社稷あり、何ぞ必ずしも書を読みて、然して後学びたりと為さん。子曰く、是の故に佞者を悪む。(二五)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「戦争に全勝せよ、れど我等は益々まん」との微風の如き私語を聴く、去れば九州炭山坑夫が昨秋来増賃請求の同盟沙汰伝はりてより、同一の境遇に同一の利害を感ずる各種の労働者協同して
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
わがむと われぞ たをりし
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
日本の畳たるや八八六十四の目盛がある。六十四卦に象ったものだ。で、人間の吉凶禍福は、畳にありと云ってもよい。次に建築法から云う時は、忌む可きことが数々ある。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
追立というのは、誰彼なしにをあるいている者をつかまえて、夫役に使ったことをいうかと思われる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
堀内家のあと目をつがせ、お麗にあわすに足る若者は、江戸の人間や都会の風に染まった在番にはないといって、剛健をもって誇る国許の熊本から選んだのである。
べんがら炬燵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と手を携へて怖る/\訪れた赤坂辺のダンスホールを訪れたところが、そこで、案外にも平気で踊ることが出来たので、自信を得てしまつて
川蒸気は昔のまゝ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
孫子ク、レ兵ヲ用ル之法国ヲ全クスルヲ上トシ、国ヲ破ル是ニ次グ、軍ヲ全クスルヲ上ト、軍ヲ破ル是ニ次グ、旅ヲ全クスルヲ上ト為、旅ヲ破ル是ニ次グ、卒ヲ全クスルヲ上ト為
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その答え給いける歌曰云々
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
そして自分のが寝室にしている応接間へ飛びこんだ。夫はちょうど着物を脱いで、それを椅子の上に丁寧に畳みかけているところだった。
マリ・デル (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ヒ→ウ(「」がオトウト、「」がヲウト、「喚ばひて」がヨバウテ、「酔ひて」がヱウテなど)ク→ウ(「格子」がカウシ、「口惜しく」がクチヲシウなど)
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)