“私語”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ささや39.2%
ささやき23.2%
さゝや12.8%
さゝやき8.0%
しご8.0%
さゞめ1.6%
ささめ1.6%
ささめき1.6%
ささめごと0.8%
ささやぎ0.8%
さゝやく0.8%
さゞめごと0.8%
つぶやき0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舷側に私語く海の言葉を聞き乍ら、美しい日輪の下で久し振りにボルトの頭へスパナアを合わせたりするのが此の上なく嬉しかった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
腐ったINKの海・テイジョ河口の三角浪・桟橋の私語・この真夜中の男女の雑沓・眠ってる倉庫の列・水溜りの星・悪臭・嬌笑。
らおめえ、手洟はかまねえよ」といつたりがら/\とぎながら、私語きつゝ、れた前掛いてつぎをへた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あの林檎畠が花ざかりの頃は、其枝の低く垂下つたところを彷徨つて、互ひに無邪気な初恋の私語を取交したことを忘れずに居る。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
が、すぐあちらこちらに私語がはじまり、それが、たちまちのうちに、ごったがえすようなそうぞうしい話声となって、室じゅうに入りみだれた。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
皆天には霧の球、地には火山の弾子、五合目にして一天の霧れ、下にめるもの、風なきにしまにがり、故郷を望んで帰りなむを私語く。
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
見物席のそこらここらから笑い私語く声が聞えたが、有繋は紅葉である、少しも周章ないで舞台へ来ると、グルリと後ろ向きになって悠然として紺足袋を脱いだ。
をもらす私語に誘はれつつも
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
(小松谷の阿弥陀堂から連れて来て、自分が今、世話をしてやっている朱実と、あの武蔵と、どういう縁故があって、あんなに親しそうに私語わしているのか)
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たゞ折々るものは豌豆い日にけてか、草間私語やうな音、それでなくば繁茂物疎さうに羽搏をする羽音ばかり。熟過無花果がぼたりと落ちる。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
『あなされぬを、』と私語
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)