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颺
ふりがな文庫
“颺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あが
70.0%
あ
30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あが
(逆引き)
山にも、川にも、電車にも、林の中の路にも、白く湯気の
颺
(
あが
)
つてゐる町にも、何等の記憶を呼び起すことが出来なかつたのである。
父親
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
わたしの家でも床几を持ち出した。その時には、赤坂の方面に黒い煙がむくむくとうずまき
颺
(
あが
)
っていた。三番町の方角にも煙がみえた。
火に追われて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
颺(あが)の例文をもっと
(21作品)
見る
あ
(逆引き)
惜しい夜も
更
(
ふ
)
けた。手を
浄
(
きよ
)
めに出て見ると、樺の
焚火
(
たきび
)
は
燃
(
も
)
え
下
(
さが
)
って、ほの白い
煙
(
けむり
)
を
颺
(
あ
)
げ、真黒な
立木
(
たちき
)
の上には霜夜の星
爛々
(
らんらん
)
と光って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
秋らしい光線が、枝葉のやや
萎
(
な
)
えかかった
銀杏
(
いちょう
)
の街路樹のうえに降り
灑
(
そそ
)
ぎ、円タクの
颺
(
あ
)
げて行く軽い
埃
(
ほこり
)
も目につくほどだった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
颺(あ)の例文をもっと
(9作品)
見る
颺
部首:⾵
18画
“颺”を含む語句
颺言
飛颺
茶烟軽颺落花風
茶煙軽颺
颺々
颺菁
颺言録
颺風
“颺”のふりがなが多い著者
小島烏水
尾崎紅葉
徳冨蘆花
木暮理太郎
田山花袋
岡本綺堂
田山録弥
徳田秋声
中里介山
幸田露伴