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灑
ふりがな文庫
“灑”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そそ
66.7%
そゝ
18.5%
すす
5.6%
すゝ
3.7%
こさ
1.9%
そゝぐ
1.9%
ま
1.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そそ
(逆引き)
是の如く、観ずる時、
当
(
まさ
)
に、縛字を一切の身分に遍して、その毛孔中より甘露を放流し、十方に周遍し、以て一切衆生の身に
灑
(
そそ
)
がん。
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
灑(そそ)の例文をもっと
(36作品)
見る
そゝ
(逆引き)
美しき目より
火箭
(
ひや
)
を放ちて人の胸を射るは、容易ならぬ事なれば許し難しと論告せしに、喝采の聲と倶に、花の雨は我頭上に降り
灑
(
そゝ
)
ぎぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
灑(そゝ)の例文をもっと
(10作品)
見る
すす
(逆引き)
彼らが食事をするあいだ、裏でお島の洗い
灑
(
すす
)
ぎをしたものが、もう二階の物干で幾枚となく、高く昇った日に干されてあった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
灑(すす)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
すゝ
(逆引き)
霰
(
あられ
)
の如き
間投詞
(
かんたうし
)
の互に
交
(
かは
)
されたる後、
灑
(
すゝ
)
ぎの水は汲まれ、
草鞋
(
わらじ
)
は
脱
(
ぬ
)
がれ、其儘奧の
室
(
へや
)
に案内せられたるが、我等二人は
先
(
まづ
)
何を語るべきかを知らざりき。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
灑(すゝ)の例文をもっと
(2作品)
見る
こさ
(逆引き)
あるじがもてなしとて、
芋
(
いも
)
と
蕪菜
(
かぶな
)
を味噌汁にしたるなかにいぶかしきものあり、案内がさし心えていふやう、そは秋山の名物の
豆腐
(
とうふ
)
也といふ。豆を
挽
(
ひく
)
事はせしが
糟
(
かす
)
を
灑
(
こさ
)
ざるゆゑ
味
(
あぢ
)
なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
灑(こさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
そゝぐ
(逆引き)
一小岡にして海に
臨
(
のぞみ
)
涼風
灑
(
そゝぐ
)
がごとし。土人の説に聖武帝の貞観元年に宇佐より此地に移し祀といへり。是亦大内義隆の所造なり。舞台上より望ときは小倉内裏より長府の洋面に至まで一矚の中にあり。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
灑(そゝぐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ま
(逆引き)
その弟子が
窃
(
ぬす
)
み聴いてその咒を
記
(
おぼ
)
えて、道士の留守を
伺
(
うかご
)
うて鬼を
喚
(
よ
)
んだ。鬼は現われて水を
灑
(
ま
)
き始めた。
鴎外漁史とは誰ぞ
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
灑(ま)の例文をもっと
(1作品)
見る
灑
漢検1級
部首:⽔
22画
“灑”を含む語句
灑々
灑脱
灑掃
灑水
婆誐囉捏具灑耶
掃灑
洒灑
清灑
瀟灑
灑拭
灑来
珊瑚灑
磊灑
絹灑
脱灑
遵勁瀟灑
“灑”のふりがなが多い著者
蘭郁二郎
松本泰
吉江喬松
内村鑑三
南方熊楠
徳田秋声
斎藤茂吉
正岡子規
直木三十五
内田魯庵