“草鞋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わらじ80.6%
わらぢ14.2%
わらんじ2.2%
わらんぢ0.7%
わらんづ0.4%
そうあい0.4%
サンダル0.4%
さうあい0.2%
ざうり0.2%
ぞうり0.2%
わらんず0.2%
スリッパー0.2%
ワラヂ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、一般に町人の若い者たちは、心掛けの好いものは、手鍵、差し子、草鞋長提灯蝋燭を添えて枕頭に置いて寝たものです。
從妹のお光と、小僧一人の世帶ですが、小僧は店の次の間で寢て居るし、喜太郎は久し振りで草鞋の夜なべを休んで、奧で遲くまで
長く髪の白きが、草色の針目衣に、朽葉色裁着穿いて、草鞋爪反りや、巌端にちょこなんと平胡坐かいてぞいたりける。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
生れしまゝなれば素跣足の尻きり半纏に田圃へ辨當の持はこびなど、松のひでを燈火にかへて草鞋うちながら馬士歌でもうたふべかりし身を
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
吾が家常に草鞋をつくらせおきてかゝるすゆゑ、それをも銭をもあたへしに、此順礼の立さらでとりみだしたる年賀の帖を心あるさまに見いれたるがやう
其の仲の兄も亡せたれば、孤身るところなく、皇覚寺に入りて僧とり、を得んが合淝に至り、の諸州に托鉢修行し、三歳の間は草鞋竹笠
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
次に、ニンフ達は、踵に一対の可愛い小さなのついた短靴みたいな、スリッパみたな、草鞋みたいな物を取り出しました。
此間小島子来臨、因而御答相頼、乍然雨天なれば老人には定而迷惑可仕と可有御坐心得に、雨天の事申上候。雨天に而皆々被参候事に御坐候得ば曾而不苦、草鞋布韈尤妙に御坐候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
何を女郎め頬桁たゝく、姉の跡つぎの乞食め、手前の相手にはこれが相應だと多人數のうしろより長吉、泥草鞋つかんで投つければ、ねらひ違はず美登利が額際にむさき物したゝか
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ふと気付くと蜜柑の木の下に立っている。見覚えのある蜜柑の木だ。蕭条と雨の降る夕暮れである。いつの間にか菅笠っている。白い着物を着て脚絆をつけて草鞋穿いているのだ。
いのちの初夜 (新字新仮名) / 北条民雄(著)
そのすがたは股引草鞋にてあたゝかに着てつとむるなり。又寒中裸参りといふあり、家作にかゝはるすべての職人若人らがする事なり。
ヲ我ガ四国衆ノ、鎧毛モ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲシ、腰小旗ヲ横ニ、柄長柄短カノ不揃ヒナル駆ケ草鞋ノ軍勢ト見較ベンニハ、可笑キバカリ、事違ヒテ、上方勢トハ似ルベクモナシ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)