“草鞋”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
わらじ80.5%
わらぢ15.1%
わらんじ2.5%
わらんぢ0.4%
サンダル0.4%
さうあい0.2%
ざうり0.2%
そうあい0.2%
ぞうり0.2%
ワラヂ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“草鞋”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語10.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行4.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「ええ、おれがお供するわいなし。」と佐吉は心得顔に、「おれはもうそのつもりで、自分の草鞋わらじまでそろえて置いたで。」
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
半蔵の家族が一晩ぐらいゆっくり泊めたいと言って引き留めているうちに、三人の客は庭へおりて草鞋わらじひもを結んだ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
長い旅に良寛さんはせて、大きい眼は一層大きくなつた。衣の肩はにやけ、足には草鞋わらぢ胼胝たこができた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
「村境に住んで、草鞋わらぢも作れば小用も足す、芝居や軍談が掛かれば木戸番にも雇はれ、女にも金にも縁の無い野郎で、——」
旗も甲冑かっちゅうも、槍の柄や草鞋わらんじ脛当すねあてなどはもちろん、水の中を行くように、しとどの露に濡れていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まつのひでを燈火ともしびにかへて草鞋わらんじうちながら馬士歌まごうたでもうたふべかりし
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
暮の岨の雪踏み来る荷駄馬の蹄鉄あしがねに穿く大き草鞋わらんぢ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
七つのとしより實家の貧を救はれて、生れしまゝなれば素跣足すはだしの尻きり半纏に田圃へ辨當の持はこびなど、松のひでを燈火にかへて草鞋わらんぢうちながら馬士歌まごうたでもうたふべかりし身を
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
次に、ニンフ達は、踵に一対の可愛い小さなはねのついた短靴みたいな、スリッパみたな、草鞋サンダルみたいな物を取り出しました。
希臘ギリシヤ風の草鞋サンダル……
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
雨天に而皆々被参候事に御坐候得ば曾而かつて不苦、草鞋さうあい布韈ふべつ尤妙に御坐候。遠方竹輿など被下候には及不申、此儀は堅御断申上候。但止宿之事は此節奈何いかゞ可有御坐、此は臨時之事と奉存候。此段匇匇奉答仕候。頓首。九月端五。松崎慊堂、伊沢長安様。尚以竹輿之事はくれ/″\も御断申上候也。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
相手には私がなる、伯母さん止めずに下されと身もだへして罵れば、何を女郎ぢよらうめ頬桁たゝく、姉の跡つぎの乞食め、手前の相手にはこれが相應だと多人數おほくのうしろより長吉、泥草鞋ざうりつかんで投つければ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其の仲の兄もまた亡せたれば、孤身るところなく、つい皇覚寺こうかくじに入りて僧とり、を得んがため合淝ごうひに至り、こうじょえいの諸州に托鉢たくはつ修行し、三歳の間は草鞋そうあい竹笠ちくりゅうき雲水の身を過したまえりという。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
白い着物を着て脚絆きゃはんをつけて草鞋ぞうり穿いているのだ。
いのちの初夜 (新字新仮名) / 北条民雄(著)
コレヲ我ガ四国衆ノ、鎧毛ヨロヒゲモ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲチヤクシ、腰小旗ヲ横ニ、柄長エナガ柄短エミジカノ不揃ヒナル駆ケ草鞋ワラヂノ軍勢ト見較ベンニハ、可笑ヲカシキバカリ、事違ヒテ、上方カミガタ勢トハ似ルベクモナシ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)