“從妹”の読み方と例文
新字:従妹
読み方割合
いとこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
從妹いとこのお光と、小僧一人の世帶ですが、小僧は店の次の間で寢て居るし、喜太郎は久し振りで草鞋わらぢの夜なべを休んで、奧で遲くまで
若しあなたと私とが、始終しよつちゆう一緒に暮らすやうに定められてゐたのだつたら、從妹いとこよ、私共は、今とは異つた足場に立つて事をはじめたでせうよ。
お新と呼ぶ從妹いとこの與之助には六歳おとりにて十八ばかりにや、おさなきに二親なくなりて哀れの身一つを此處にやしなはるゝ、此三人ぐらし成けり、筒井づゝの昔しもふるけれど
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)