“始終”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しじゅう47.2%
しょっちゅう11.9%
しじう10.1%
しじゆう7.5%
しよつちゆう6.9%
しよつちう3.1%
しゞう1.9%
とほし1.9%
しゞゆう1.3%
はじめをはり1.3%
ふだん1.3%
しじふ0.6%
ししう0.6%
ししゆう0.6%
しじゆ0.6%
しよつちゆ0.6%
しよツちゆう0.6%
しゞゅう0.6%
とほして0.6%
はじめをは0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御作さんは、考えたり、出したり、またはしまったりするので約三十分ほど費やした。その間も始終心配そうに柱時計を眺めていた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「道庵さんは始終懇意に致しておりますけれど、あの娘さんがどうしたことやら、文面が何のことやら、のみこめませんものですから」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「お前は始終二階にゐて、皆んなと顏を合せてゐた筈ぢやないか。薄暗い四疊半にゐるのを、お前と間違へるのは變ぢやないかな」
遊歩武村兵曹ずるに、始終吾等になり、になつて、猛獸毒蛇危害いでれた、一頭猛犬があつた。
彼女は始終笑つてゐた。その笑はあてこすつたやうな笑で、彼女の弓形をした高慢な唇にたえず漂つてゐる表情もまた同じであつた。
それは始終あなたの口にする短い言葉で、また度々私に果しないお喋べりを續けさせたものなんです——何故だかよくは分らないけれど。
が、母様とのほからないことをモ一人つてるものがあるさうで、始終母様がいつておかせの、彼処置物のやうにつて
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
始終ごたごたして御座りませぬといふ、のとひしが掃除のすみて日暮れがたに引移りしは、合乘りのかけ姿をつゝみて、きたる眞直りて玄關におろしければ
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
屹度ちやんは世界中で一ひないわ!おゥ可愛ちやん!今迄のやうに始終られるかしら!
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
心をとめてよくその始終を較べなば、モとイッサの相似たるも彼と此との上にはいでじ 七—九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
積上げられたる雜具に、でも烟管へて寐辷つてゐるのは、つた兵隊上りの、めた徽章いてる軍服始終てゐるニキタと小使
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「ふふふ、しいもんだわ。始終そんな道具立てばかりなすたつて、お仕事はちつともばないぢやないの」
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
始終「はつはつはつは」といふ風につてゐられるのが、フロツクでもたると、詞り呵々大になる。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
唐土の書)此からず、越後の雪中にも雪蛆あり、此虫早春の頃より雪中にじ雪消終ば虫も消終る、始終死生を雪とうす。字書に、腐中とあれば所謂蛆蠅也。
卯平始終つて掃除してあるのに、蕎麥に一丁寧つたのでるから清潔つてたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
から間もなく父は死んで了ふ、婿といふのが思ツたより意久地がなくツて、到底一家を支へて行く力がなかツたばかりか、病身で稼が思ふやうでないで、家が始終ゴタ/\する。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
何時も自分で自分の脈をたり、胸をコツ/\叩いて見たりして、始終人體の不健全を説いてゐる因循な醫學生としては、滅多と無い活溌々地の大活動と謂はなければなるまい。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ロミオ あゝ/\! めは始終目隱しをしてゐて、けれども存分をばとめをる!……え
與吉らたえしたもんだな、始終もらつてな」女房がいふのをくのは與吉よりも卯平滿足ずるのであつた。與吉うして段々卯平づいて學校からつたといつては
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
心當に助十樣と御尋ね申せしと始終りを物語りけるに兩人は思はず涙を流し偖々だ年も行ぬ身を以て百餘里の親公
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)