“しよつちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
始終50.0%
四六時中30.0%
常住10.0%
平素10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『嘘なもんですか。始終しよつちう那麽あんな妙な咳をしてゐたぢやありませんか。……加藤さんがそ言つてるんですもの。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
役所𢌞りをして、此間やつた臨時種痘の成績調やら辭令やらを寫して居ながらも、四六時中しよつちうそれが氣になつて、「何の話だらう? 俺の事だ、屹度俺の事に違ひない。」
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
女中さんも居なかつたもんだから……わたしハツと思つちやつたわ。それからわたし常住しよつちう気をつけてゐたのよ。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
それに君如何どうだ、細君は殆んど僕等の喰ひあましの胡蘿蔔にんじん牛蒡ごぼうにもありつかずに平素しよつちう漬物ばかりをかぢつてる、一片ひときれだつて亭主の分前わけまへに預つたことはないよ。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)