“胡蘿蔔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんじん88.9%
ふろふき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丹「それなら何も心配は入りません、一箱で一両も二両もする訳のものじゃアございやせん、多寡たかの知れた胡蘿蔔にんじんぐらいを」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それに君如何どうだ、細君は殆んど僕等の喰ひあましの胡蘿蔔にんじん牛蒡ごぼうにもありつかずに平素しよつちう漬物ばかりをかぢつてる、一片ひときれだつて亭主の分前わけまへに預つたことはないよ。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
「私は満足して死んでゆけますよ。三年前には日光へも参詣してきたし、今夜は大好きな胡蘿蔔ふろふきも食べることが出来たし……」
(新字旧仮名) / 坂口安吾(著)