“にんじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニンジン
語句割合
人参53.8%
人蔘18.8%
胡蘿蔔10.0%
人參8.8%
仁参3.8%
葫蘿蔔2.5%
忍人1.3%
胡羅蔔1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浮木ふぼくをさがす盲目めくらかめよ、人参にんじんんでくびく〻らんとする白痴たはけもの
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
馬鈴薯のみならずかぶ人参にんじんにも応用が出来るそうだから、我邦でも軍隊の炊事などに使えば便利かと思われる。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「ええ、大丈夫よ。それよりあんた、胡瓜きうりでも人蔘にんじんでも洗つてよ。これから忙しいのよ。」
母の日 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
大根の葉はいうまでもなく、人蔘にんじんの葉から尻尾しっぽ、ジャガいもの皮や、せり、三つ葉の根、ふきの葉まで捨てることはなかった。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
丹「それなら何も心配は入りません、一箱で一両も二両もする訳のものじゃアございやせん、多寡たかの知れた胡蘿蔔にんじんぐらいを」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
中にもコスモスは、胡蘿蔔にんじんのような葉がちぢれて、せた幹がひょろひょろして立っているのである。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
これだけの人參にんじん一人ちよつとさはつて一舐ひとなめしても大抵たいてい病人びやうにんたすかる。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さらにはこまかくきざんでしほんだ大根だいこ人參にんじんとのなますがちよつぽりとせられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
だから本人の気の持ちよう一つでは、仁参にんじんが御三どんの象徴になって瓢箪ひょうたんが文学士の象徴になっても、ことごとく信心がらのいわしの頭と同じような利目ききめがあります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もう少し聞いている内にはあるいはあたりがつくかも知れないと思って、敬太郎けいたろうは自分の前に残された皿の上の肉刀ナイフと、その傍に転がった赤い仁参にんじん一切ひときれながめていた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
兩側の狹い淺い溝には、襤褸片ぼろきれ葫蘿蔔にんじん切端きれつぱしなどがユラユラした涅泥ひどろに沈んで、黝黒どすぐろい水に毒茸の樣な濁つた泡が、ブク/\浮んで流れた。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
両側の狭い浅い溝には、襤縷片ぼろきれ葫蘿蔔にんじん切端きれつぱしなどがユラユラした𣵀泥ひどろに沈んで、黝黒どすぐろい水に毒茸の様な濁つた泡が、プクプク浮んで流れた。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
信長は、安養寺が重ねて「首をはねよ」と云うをきかず自分に従えよとすすめたが聴かないので、「然らば立ち帰りて、浅井に忠節を尽せよ」とて、小谷へ帰した。忍人にんじん信長としては大出来である。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
馬鈴薯じゃがいも甘藷かんしょ胡羅蔔にんじん雪花菜ゆきやさいふすまわら生草なまくさ、それから食パンだとか、牛乳、うさぎとり馬肉ばにく、魚類など、トラックに満載まんさいされてきますよ」
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)