“牛蒡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごぼう81.8%
ごばう15.2%
ごんぼ2.0%
ごほう1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
烏賊いか椎茸しいたけ牛蒡ごぼう、凍り豆腐ぐらいを煮〆にしめにしておひらに盛るぐらいのもの。別に山独活やまうどのぬた。それに山家らしい干瓢かんぴょう味噌汁みそしる
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
捻くり廻して、——無禮者ツ、手は見せぬぞ——と來やがる。人參や牛蒡ごばうぢやあるめえし、人間がさうポンポン切られてたまるか、てんで
近所の小供たちも、「おっさん、はよ牛蒡ごんぼ揚げてんかいナ」と待てしばしがなく、「よっしゃ、今揚げたアるぜ」というものの擂鉢すりばちの底をごしごしやるだけで、水洟みずばなの落ちたのも気付かなかった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
下手しもてへ十歩ばかり下がった時、こう考えて、やにわに瀬のなかから、牛蒡ごほう抜きに掛かり鮎、囮鮎共に宙へ抜きあげた。
想い出 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)