“竹馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくば59.1%
たけうま40.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世に竹馬ちくばまじわりをよろこべるものは多かるべしといへども、子とわれとの如く終生よく無頼の行動を共にしたるものは稀なるべし。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
はしなくも幼友達の名をわが思い出の一齣ひとこまのうちにしるしとどめる折りにった。御輿を担ぐ面々はみな私の竹馬ちくばの友である。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
太郎たろうは、おとうさんや、おかあさんのいうことをきませんでした。竹馬たけうまることが大好だいすきで、毎日まいにちそと竹馬たけうまってあそんでいました。
竹馬の太郎 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そんなでも、うま荷物にもつをつけ、合羽かつぱむら馬方うまかたかれてゆきみちとほることもありました。とうさんが竹馬たけうまうへから
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)