“ちくば”の漢字の書き方と例文
語句割合
竹馬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで僕自身のことを鳥渡ちょっとお話して置かねばならないが、僕は元来、柿丘と郷里の中学を一緒にとおりすぎてきた、いわゆる竹馬ちくばともというやつで
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼は一族の長老円喜の孫で、少年の日から小姓として仕え、高時とは主従の半面、いわば竹馬ちくばの友でもあった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江戸の旗本の家に、かんむり若太郎という十七歳の少年がいた。さくらの花びらのように美しい少年であった。竹馬ちくばの友に由良ゆら小次郎という、十八歳の少年武士があった。
懶惰の歌留多 (新字新仮名) / 太宰治(著)