“由良”の読み方と例文
読み方割合
ゆら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんなのぢやありませんよ——今日は飯田町のお由良ゆらと一緒に龜戸の天神樣へ藤を見に出かける約束で、朝早く誘ひに行くと——」
まったくの暗闇合戦で、この市街戦では、新田の重臣、船田ノ入道義昌が戦死し、千葉ノ介高胤たかたね由良ゆら新左衛門なども、ちまたに仆れた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万葉集の歌「うらうらと照れる春日に雲雀ひばりあがり心悲しも独し思へば」や「いもがため貝を拾ふと津の国の由良ゆらみさきにこの日暮しつ」
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)