“ゆら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユラ
語句割合
64.7%
13.7%
由良12.2%
5.0%
動揺0.7%
搖曳0.7%
0.7%
0.7%
由羅0.7%
0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう考えてくると、若杉さんは、自分の過去において下した判決の基礎を為した信念が、だんだんゆらいでくるのを感じました。
若杉裁判長 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
シェードをった客席では、一人の中年紳士が黒革の鞄を膝の上に乗せて、激しくゆられながらもとろとろとまどろみ続ける。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
西八條殿にしはちでうでんゆらぐ計りの喝采を跡にして、維盛・重景の退まかり出でし後に一個の少女をとめこそ顯はれたれ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
新しき光閉ぢたる目を俄かに射れば睡りは破れ、破れてしかしてその全く消えざるさきにゆらめくごとく 四〇—四二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「そんなのぢやありませんよ——今日は飯田町のお由良ゆらと一緒に龜戸の天神樣へ藤を見に出かける約束で、朝早く誘ひに行くと——」
まったくの暗闇合戦で、この市街戦では、新田の重臣、船田ノ入道義昌が戦死し、千葉ノ介高胤たかたね由良ゆら新左衛門なども、ちまたに仆れた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
温室前の厚葉シユロランの高きそよぎ。キミガヨランの長きしだり葉に日は光り、南洋土人の頭飾の如くにうちゆらぐ。
春の暗示 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
温室前の厚葉シユロランの高きそよぎ。キミガヨランの長きしだり葉に日は光り、南洋土人の頭飾の如くにうちゆらぐ。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さしもに猛き黄金丸も、人間ひと牙向はむかふこともならねば、ぢつと無念をおさゆれど、くやし涙に地は掘れて、悶踏あしずりに木も動揺ゆらぐめり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
家々の燈火ともしびは水に映つてきら/\と搖曳ゆらいで居る。
少年の悲哀 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
その後勝浦から海伝いに浜の宮まで川口を横ぎり歩いて海藻を調べたところ、下駄の跡が潮にゆらるる鉄砂で黒く二の字を画く処あり。
それに のりうつつて ゆらいでゐる
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
そうして、斉彬の生母は死し、斉興の愛するお由羅ゆらが、そのちようを一身に集めていた。そして、お由羅の生んだ久光は、聡明な子の上に、斉興の手元で育てられた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
渠の心は激動して、渠の身は波にゆらるる小舟おぶねのごとく、安んじかねて行きつ、もどりつ、塀ぎわに低徊ていかいせり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)