“ゆら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユラ
語句割合
64.0%
14.0%
由良12.7%
4.7%
動揺0.7%
0.7%
搖曳0.7%
0.7%
0.7%
由羅0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、毎晩のように、そのお宮にあがった蝋燭の火影がちらちらとめいていますのが、遠い海の上から望まれたのであります。
赤い蝋燭と人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
海藻をかき亂したやうな黒髮の、水肌を慕ふやうにめく中に、白い顏が恐怖と苦惱に歪んで、二つの眼ばかりが、星の如く輝きます。
まったくの暗闇合戦で、この市街戦では、新田の重臣、船田ノ入道義昌が戦死し、千葉ノ介高胤由良新左衛門なども、に仆れた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
初めて見た芝居は、私の眼には唯ところ/″\光つて映つて來るやうなものでした。丁度、眞闇なところにぐ不思議な人形でも見るやうに。
さしもに猛き黄金丸も、人間牙向ふこともならねば、ぢつと無念をゆれど、し涙に地は掘れて、悶踏に木も動揺ぐめり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
此のぎ一滴の涙ゐたまらず
鶴彬全川柳 (新字旧仮名) / 鶴彬(著)
家々の燈火は水に映つてきら/\と搖曳いで居る。櫓の音をゆるやかにらせながら大船の傳馬で行く男は澄んだ聲で船歌を流す。僕は此時、少年心にも言ひ知れぬ悲哀を感じた。
少年の悲哀 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
その後勝浦から海伝いに浜の宮まで川口を横ぎり歩いて海藻を調べたところ、下駄の跡が潮にるる鉄砂で黒く二の字を画く処あり。浜の宮には鉄砂の中へ稲をえたよう見えた田もあった。
それに のりうつつて いでゐる
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
そうして、斉彬の生母は死し、斉興の愛するお由羅が、そのを一身に集めていた。そして、お由羅の生んだ久光は、聡明な子の上に、斉興の手元で育てられた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
かく思い定めたれども、渠の良心はけっしてこれをさざりき。渠の心は激動して、渠の身は波にるる小舟のごとく、安んじかねて行きつ、りつ、塀ぎわに低徊せり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)