トップ
>
盪
ふりがな文庫
“盪”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
お
36.4%
うご
18.2%
あら
9.1%
そゝ
9.1%
とろ
9.1%
ゆ
9.1%
ゆら
9.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お
(逆引き)
岸をトンと
盪
(
お
)
すと、屋形船は軽く出た。おや、房州で生れたかと思うほど、玉野は思ったより
巧
(
たくみ
)
に
棹
(
さお
)
をさす。大池は
静
(
しずか
)
である。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
盪(お)の例文をもっと
(4作品)
見る
うご
(逆引き)
第三の世界は燦として春の如く
盪
(
うご
)
いてゐる。電燈がある。
銀匙
(
ぎんさじ
)
がある。歓声がある。
笑語
(
しょうご
)
がある。
泡立
(
あはだ
)
つ
三鞭
(
シャンパン
)
の
盃
(
さかづき
)
がある。さうして凡ての
上
(
うへ
)
の
冠
(
かんむり
)
として美くしい女性がある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
盪(うご)の例文をもっと
(2作品)
見る
あら
(逆引き)
生来この藻は流水や噴泉で不断
盪
(
あら
)
わるる処に生えるがその胞子が偶然止水中に入って
困
(
くる
)
しんだ余り一計を案じ魚に託生してその魚が
游
(
およ
)
ぐとちょうど生活に必要ほどな振動を
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
盪(あら)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
そゝ
(逆引き)
聊か以て意を
盪
(
そゝ
)
ぎ心を平らかにし、死生の域を同じうして、而して胸中に怵惕する無からんとす、然り而して或者は專ら以て務と爲す、則ち誕欺怪迂の文、彌〻以て益す多し
道教に就いて
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
盪(そゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
とろ
(逆引き)
あわれ、わたしの心を
盪
(
とろ
)
かせよう
初夏(一九二二年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
盪(とろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゆ
(逆引き)
乗り合いは再び地上の
瀾
(
なみ
)
に
盪
(
ゆ
)
られて、浮沈の
憂
(
う
)
き目に
遭
(
あ
)
いぬ。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
盪(ゆ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゆら
(逆引き)
かく思い定めたれども、渠の良心はけっしてこれを
可
(
ゆる
)
さざりき。渠の心は激動して、渠の身は波に
盪
(
ゆら
)
るる
小舟
(
おぶね
)
のごとく、安んじかねて行きつ、
還
(
もど
)
りつ、塀ぎわに
低徊
(
ていかい
)
せり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
盪(ゆら)の例文をもっと
(1作品)
見る
盪
漢検1級
部首:⽫
17画
“盪”を含む語句
脳震盪
震盪
脳振盪
振盪
動盪
揺盪
摩盪
激盪
盪冦
盪寇
盪揺
盪搖
盪石
簸盪
鼓盪
“盪”のふりがなが多い著者
南方熊楠
幸田露伴
泉鏡花
泉鏡太郎
夏目漱石
宮本百合子