“うご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
53.9%
21.5%
11.1%
羽後3.9%
3.2%
雨後2.1%
1.4%
動揺0.5%
海髪0.5%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「たいへんにるな。」と、はいいました。馬追いはびっくりして、二いまゆかして、のしたぎながら
酒屋のワン公 (新字新仮名) / 小川未明(著)
無気味な粘土細工は蝋人形のように色彩まである。そして、時々、無感動にめいている。あれはもう脅迫などではなさそうだ。
鎮魂歌 (新字新仮名) / 原民喜(著)
「巨人は薊の中にれて、薊の中に残れるはこの盾なり」と読み終ってウィリアムが又壁の上の盾を見ると蛇の毛は又き始める。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
国の名で申しますと、陸奥陸中陸前羽後羽前磐城岩代の七ヵ国となります。昔の「みちのく」即ち道の奥と呼んだ国のであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
我こそと己惚の鼻をめかして煩さく嬢様のへやつて来たのはういふ連中だ子。どれも之も及第しさうもない若殿原だ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
阿曽は氷の上にあおのけに倒れ、自分がここに残ったことをふしぎとも思わずに、月の出の雨後の空の色を、呆然とながめていた。
白雪姫 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
理も枉ぐべからず、智もかすべからず、天下の威武を擧げて是れに臨むも如何ともすべからざる也。
美的生活を論ず (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
了海は「おう」と、全身を震わせるような名状しがたき叫び声を上げたかと思うと、それにつづいて、狂したかと思われるような歓喜の泣笑が、洞窟をものすごく動揺めかしたのである。
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
それに比べると、ここにあるの刺身の新鮮なさはどうだ。そのに刺身のツマとして添えてあるのも、繊細をきわめたものばかりだ。細い緑色の海髪。小さな茎のままの紫蘇の実。黄菊。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
呼吸のはずみも殺気のきも、窺い寄っているらしい人の気配も何一つきこえなかった。
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
乗り合いは思わず手をちて、車もくばかりに喝采せり。奴は凱歌の喇叭を吹き鳴らして、れたる人力車をきつつ、踏み段の上に躍れり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
弟は起き上りさま口惜さに力を籠めて橋をかせば兄は忽ち水に落ち、苦しみ踠いて洲に達せしが、此時弟は其橋を難なく渡り超えかくるを見るより兄も其橋の端を一揺り揺り動せば
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
この行事中余りに劇しく笞うたれて辛抱ならず、用事にけ退き去るも構わねど、もし眼をかすなどでも痛みに堪え得ぬを見せると大いに嘲られ殊に婦女に卑しまると。
唐の張鷟の『朝野僉載』に、嶺南の獠民、鼠の児目明かず、全身赤くめくものに、蜜を飼い、み、取って咬むと喞々の声をなす、これを蜜喞といいて賞翫するとあり。
その風流人の風流心を曇らすところの現象が存在していたことはたしかに事実で、その証拠には、彼等が関の藤川へ向って足早に歩み去るついそのあとに、やはり妙応寺の門側から
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
見る見る羅物を染め、幔幕を染め、床をひたして、その中に倒れたマネキンの肉体は、最後の苦悶にめきます。
悪魔の顔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
難関あるべしとはしながら思いしよりもはげしき抵抗に出会いし母は、例の癇癖のむらむらと胸先にこみあげて、額のあたり筋立ち、こめかみき、煙管持つ手のわなわなと震わるるを
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)