“岩代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いわしろ81.0%
いはしろ19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔かの岩代いわしろ〔福島県の西部〕の安積あさかの沼のハナショウブをり来って、園芸植物化せしめたといわれるが、それはたぶん本当であろう。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
大体福島県は紙漉の村が多いのでありまして、岩代いわしろの国では伊達だて山舟生やまふにゅう安達あだち郡のかみおよびしもの川崎村や耶麻やま熱塩あつしお村の日中にっちゅう
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
岩代いはしろ猪苗代湖のなかに翁島おきなじまといふ小さな島がある。樹木のこんもり繁つた静かな島だが、これが先年三千円からで売りに出た事があつた。
福島駅を離れた汽車が岩代いはしろから羽前へ越えようとして大きな峠へかゝる。板谷峠と云つたかとおもふ。
渓をおもふ (新字旧仮名) / 若山牧水(著)