“伊達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だて99.3%
ダンデスム0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、あかたすきで、色白な娘が運んだ、煎茶せんちゃ煙草盆たばこぼんを袖に控えて、さまでたしなむともない、その、伊達だてに持った煙草入を手にした時、——
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
深窓しんそうな育ちでも、どこか女伊達だてめいた気風をもって、おそろしく仁義礼智の教えを守って——姿の薄化粧のように、魂も洗おうとした。
系図と伊達ダンデスムを売り物にして、纒まった持参金にありつこうと日夜骨を折った甲斐もなく、その相手はから手形だった。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)