“伊達家”の読み方と例文
読み方割合
だてけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに就いて思い起すことは、永徳ももとより結構に相違ないが——伊達家だてけには、まだ一つ、天下に掛替えのない筆蹟があるはずじゃ、それを御承知か
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
すわ、なにかことこそはじまったぞ! とそれへくわえて、上杉家うえすぎけ北条家ほうじょうけ前田家まえだけ伊達家だてけ、そのほかのたまからも数知かずしれない剣士けんしたちがかけあつまってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万治の頃、伊達家だてけが更に深く掘り下げて舟を通すようになったので、仙台堀とも云っている、この切堀の断崖だんがいは、東京の高台の地層を観察するのに都合がよかった。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)