“断崖”のいろいろな読み方と例文
旧字:斷崖
読み方(ふりがな)割合
だんがい67.9%
きりぎし15.5%
がけ14.3%
きりだし1.2%
キリギシ1.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“断崖”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語19.2%
自然科学 > 植物学 > 植物学12.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
くらくらとする断崖だんがい、感動の底にある谷間、キラキラと燃える樹木、それらは飛散ってゆく僕に青い青い流れとして映る。
鎮魂歌 (新字新仮名) / 原民喜(著)
ああ、机博士の生命は風前の灯同様である。死ぬか、この変り者の悪党博士? それとも悪運強く生の断崖だんがいにぶら下るか?
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
又同じ桜花の光景が 断崖きりぎしもんあり桜を霞這ひ天上天下てんじやうてんげ知り難きかな とも歌はれてゐる。
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)
谷川橋の断崖きりぎしきわにある道しるべ石の文字が、白い残月に、微かに読まれて、その後はただ、たにの水音と風だった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飛び散る泡沫しぶきは霧を作り、その霧のおもてへ虹が立ち、その虹の端の一方は、陸地くがち断崖がけに懸かっていた。
いましも断崖がけからまうとする女房にょうぼうまえ両手りょうてひろげてちはだかったのでございます。
さけんだが、彼の姿は、もう先祖以来の大欅おおけやきに囲まれた家の外へ走り出して、千曲川の上流に沿う断崖きりだしの道を——その故郷ふるさとの少年頃から馴れた道を——奔流の流るる方へと、ただまっしぐらに、顧みもせず、どんどん駈けて行ってしまった。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
断崖キリギシノイザナヒ 渦巻クモノヲオレハ知ル
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)