“だんがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
断崖67.6%
弾劾20.0%
斷崖6.7%
断崕3.8%
断岩1.0%
斷崕1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背の高い雑草にはおおかくされていましたが、のセントーが物語ったような地形ではあり、又そぎ取ったような断崖だんがいもありました。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
王侍御を弾劾だんがいしてはかえって危険であると思って、弾劾することはとうとうやめてしまい、それから王侍御に交際を求めていくようになった。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
聖堂せいだうの前をダラダラ登つて、お茶の水の方へ、その頃は橋はありませんが、眺めの良いところで、數丈の斷崖だんがいの上へお茶屋が二三軒建ち並んで居ります。
さういふ波の活動を連続して受けなければならないのは断崕だんがいになつてゐる処だ。即ち截り立てたやうに真直なあの断崕は、海の為めに海岸の堤の役目をつとめてゐるのだ。
ルパンは鮮血に塗れて断岩だんがいの中腹に横たわりつつ、ただ死を待つのみであった……。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
たゞ左右さいう斷崕だんがい其間そのあひだ迂回うねながるゝ溪水たにがはばかりである。辿たどつておくおくへとのぼるにれて、此處彼處こゝかしこ舊遊きういうよどみ小蔭こかげにはボズさんの菅笠すげがさえるやうである。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)