“左右”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいう31.8%
さゆう28.8%
そう15.2%
さう9.1%
とかく3.0%
かにかく2.3%
とこう2.3%
ひだりみぎ1.5%
とかう0.8%
さいふ0.8%
さうかう0.8%
どうかう0.8%
ひだりみぎり0.8%
みぎひだり0.8%
りょうほう0.8%
ソウ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫婦はこれに刎起きたが、左右から民子つて、三人ぐと、小暗つたのは、ものかこれなのである。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
紅葉しさは、植物そのものゝ種類と、その發生状態とでそれ/″\ひますが、一面には附近景色にも左右されるものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
この決死の兵法には、雲霞のように寄せて来ていた、六波羅勢も恐れをなし、左右なく門を押し破って、乱人することが出来なかった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
何か魔物めいた妖麗さが附きっているように思えて、彼は我が眼を疑いながら、左右なく近寄ろうともせず、遠くから眺め渡していた。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
調へ來り左右事はひ直さばずべしと申め兩人して酒宴せしが靱負は元よりゆゑ主が氣轉がんに氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なして貧民等は市街を横行なせる事は日を追つてなりしが、其頃品川宿に於て施行を出すを左右と拒みたる者ありとて忽ち其家を打毀せしより人気いよいよ荒立
彼はそのぎ込みし薬の見る見る回るを認めしのみならず、叔母の心田もとすでに一種子の落ちたるありて、いまだ左右の顧慮におおわれいるも
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
左右土下座して、手をいていた中に馬士もいた。一人が背中に私をうと、娘は駕籠から出て見送ったが、顔にを当てて、長柄にはッと泣伏しました。それッきり。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夢かとばかり驚きながら、け參らせて一間じ、身はに席を隔てて拜伏しぬ。思ひ懸けぬ對面に左右の言葉もなく、だつものは涙なり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
かくてひにいつっつのから、おひ/\多人數馳加はり、左右れてへ、領主えさせられ、左右なく引別相成りました。
汽車を待つ二三時間はつた。左右するうちに、停車場さして出掛ける時が来た。流石弁護士はしい商売柄、一緒に門を出ようとるところを客に捕つて、立つて時計を見乍らの訴訟話。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
決して恨んでたもるまい此場にんで左右言譯するも大人氣なし永き苦しみさせるのも猶々不便が彌増ばと再度大刀振上ていざ/\覺悟と切付るの下に鰭伏て兩手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
より墮ちびて、その室の人どもを追ひ出して、その二柱の御子を、左右の膝のせまつりて、泣き悲みて、人民どもを集へて、假宮を作りて、その假宮にせまつり置きて、驛使上りき。
丑松もまた高等四年の一組を済まして、左右に馳せちがふ生徒の中を職員室へと急いだのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ただ左右の耳だけがハッキリ聞こえておりますので、それをタヨリに部屋の中の動静を考えておりますところへ、聞慣れた近所の連中の声がガヤガヤと聞こえて来ます。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
正行正時和田新発智新兵衛以下兵百四十三名、前皇御廟ニ参ッテ、コノタビノニハ左右ナク討死ニ申スベキノ由、御暇シアゲリ、如意輪堂ノ板壁ニ、コレ今生ノ名残リゾト、各〻
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)