“打毀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちこわ50.0%
ぶちこわ25.0%
ぶっこわ6.3%
うちこは3.1%
うちこ3.1%
ぶこわ3.1%
ぶちこ3.1%
ぶちこは3.1%
ぶっこわし3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
倒(さかさ)まにしろ、爾(そ)うしたら賞めて遣(や)る、そんな馬鹿な殺伐な事をする奴があるものか、面白くもないと云(いっ)て、打毀(うちこわ)した事を覚えて居ます。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
真夜中に泊めてくれと云って時々戸を叩くでがす、さア明けねえと打毀(ぶちこわ)すぞなんて威(おど)しますからな、其の時にゃア此の鉄砲を一発やるだね
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此の身体を打毀(ぶっこわ)して薪(まき)にしても一分や二分のものはあらアね、馬の腹掛を着て頼むのだから、お前さん三拾両貸して呉れても宜(よ)かろうと思う
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
果(はて)はますます暴動募(つの)りて術(すべ)よく米を渡さぬ家は打毀(うちこは)しなどする程に、市街の騒擾(そうじよう)大かたならず、這(こ)は只浪花(なには)のみならず諸国に斯る挙動ありしが
鉄槌(かなづち)を以て器械に附着したる氷雪を打毀(うちこ)わす等、その他千種万態(ばんたい)なる困難辛苦を以て造化の試験を受けてやや整頓の緒(ちょ)に就かんとせし所に、図(はか)らずも妻(さい)登山し来(きた)りたり
買って打毀(ぶこわ)して売ろうと思って、そうして私(わし)もこれから稼いで金を貯めて、国へ帰(けえ)って家(うち)を立てゝいと思って居りやす
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
打毀(ぶちこ)わすから代りを取(とっ)て来なさいと云て、その枕を取上げて足で踏潰(ふみつぶ)して、サアどうでもしろ、攫(つか)み掛(かかっ)て来るなら相手になろうと云(い)わぬばかりの思惑を示した所で、決して掛らぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
こんな事を申し上げるのは、全くお気の毒で堪りませんが、私は貴女(あなた)がいつも舞台で私の方を御覧になつて笑つてばかり居(を)られるので、芝居が仕(し)にくくて仕方がありません。あれでは全く打毀(ぶちこは)しです。
そうしていると打毀(ぶっこわし)という奴が来やがった。浪人ものというような奴だ。大勢で押し込んで来やがるのだ。
里芋の芽と不動の目 (新字新仮名) / 森鴎外(著)