“薪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まき62.7%
たきぎ33.6%
たきゞ3.5%
タキギ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まきや材木を積むこと、川岸に小屋や雪隠せっちんを建てること、二階に灯を点けることまで禁じましたが、夜ごとの火事騒ぎは少しも減らず
橋のたもとに二軒の農家があって、その屋根の下を半ば我が家の物置きに使っているらしく、人の通れる路を残してたきぎたばが積んである。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
勘次かんじ自分じぶん壁際かべぎはにはたきゞが一ぱいまれてある。そのうへ開墾かいこん仕事しごとたづさはつてなんといつてもたきゞ段々だんだんえてくばかりである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
我ハ小勢ニシテ大敗スルモ、貞盛ナホ天助アリ、山ヲ家トシ、タキギニ枕シ、艱難カンナン漸ク都ニ帰リ着クコトヲ得タリ……。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)