“雪隠”のいろいろな読み方と例文
旧字:雪隱
読み方割合
せっちん80.0%
せついん16.7%
せつちん1.7%
センチ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まきや材木を積むこと、川岸に小屋や雪隠せっちんを建てること、二階に灯を点けることまで禁じましたが、夜ごとの火事騒ぎは少しも減らず
旅籠屋はたごやへ着いたら、第一にその土地の東西南北の方角をよく聞き定めて、家作りから雪隠せついん、裏表の口々を見覚えておくこと……」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
其次に植木屋の来た時に、愈々いよいよその松には望を絶つてそれを掘り起して、雪隠せつちんの蔭になつてゐた一本の槙をそこに移し植ゑた。
発行所の庭木 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
せいやん雪隠センチで、ばゝ(糞)こ(泌)いて、まっちゃん松葉で掻きよせて、たぁやんた※ご(たご——角桶)で汲みに来て、みいちゃん見に来て臭かつた。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)