“洗面所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんめんじよ37.5%
トイレット25.0%
せんめんじょ25.0%
ウォッシュ・スタンド12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドカリ——洗面所せんめんじよかたなる、どあつた、茶色ちやいろかほが、ひよいと立留たちどまつてぐいと見込みこむと、ちや外套ぐわいたうう、かたはすつたとおもふと
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そこからはいってみると、バスと洗面所トイレットとの間の廊下で、空家らしい気持の悪い温気うんきをたたえて、壁や天井が薄白く光っている。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ただ部屋へやをよこぎって歩く足音がして、洗面所せんめんじょのカーテンが、生き物のように動き、するするとひらいたと思うと、すぐにもとのようにしまった。
習慣で、どんなに遅くっても、就床前に必ず歯を磨く前川が、室内の奥についている洗面所ウォッシュ・スタンドの方へ歩いて行く後姿うしろすがた
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)