“温気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うんき68.8%
おんき8.3%
ぬくもり4.2%
あたたまり4.2%
あたゝまり4.2%
ぬくみ4.2%
あたゝかなるき2.1%
あたたかみ2.1%
をんき2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楯彦氏はそこらの明いてゐた椅子に腰を下して美しい花嫁の笑顔など幻に描いてゐるうち、四辺温気でついうと/\と居睡を始めた。
ただ道也先生がこの一点の温気なき陋室に、晏如として筆硯をするの勇気あるは、外部より見て争うべからざる事実である。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
老人は病をめて、わがために強いて元気をつけている。親しみやすき蒲団は片寄せられて、穴ばかりになった。温気は昔の事である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
水気が少しでも交ると早や早や悪くなります。水なしにお砂糖を少し入れて最初はのようなトロ火へかけておくとその温気で林檎から汁が出て鍋一杯になります。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
冬春にかぎらず雪の気物にふれてのおきたるやうになる、是を里言にシガといふ。戸障子よりも雪の気入りて坐敷にシガをなす時あり、此シガ朝噋温気をうくる処のはておつる。
時分ぢやが、理屈をいふとうではあるまい、いたせいか、婦人温気か、つてくれる工合みる、ぢやさうな。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
地気天に上騰て雨○雪○となれども、温気をうくれば水となる。水は地の全体なればの地になり。
まだ温気を含まぬ朝風は頬にするばかりである。窓に顔をしている吉里よりも、その後に立ッていた善吉はえ上ッて、今は耐えられなくなッた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
(雷と夕立はをんさいのからくり也)雲は地中温気よりずる物ゆゑに其湯気のごとし、水を湯気と同じ事也。