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ぬくもり
ふりがな文庫
“ぬくもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
温気
20.0%
微温
20.0%
温
20.0%
温籠
10.0%
温度
10.0%
血温
10.0%
體温
10.0%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温気
(逆引き)
埃つぽい白けた
温気
(
ぬくもり
)
を蹴散らすやうに勇ましく、ところが矢張り悄々として兎も角然し間違ひもなく跳ね起きはして、ふやけた寝床を片附けてゐたら
竹藪の家
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
ぬくもり(温気)の例文をもっと
(2作品)
見る
微温
(逆引き)
唯有
(
とあ
)
る小路の湯屋は仕舞を急ぎて、
廂間
(
ひあはひ
)
の下水口より
噴出
(
ふきい
)
づる湯気は一団の白き雲を舞立てて、心地悪き
微温
(
ぬくもり
)
の四方に
溢
(
あふ
)
るるとともに、
垢臭
(
あかくさ
)
き悪気の
盛
(
さかん
)
に
迸
(
ほとばし
)
るに
遭
(
あ
)
へる綱引の車あり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ぬくもり(微温)の例文をもっと
(2作品)
見る
温
(逆引き)
御米
(
およね
)
は十
時過
(
じすぎ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
來
(
き
)
た。
何時
(
いつ
)
もより
光澤
(
つや
)
の
好
(
い
)
い
頬
(
ほゝ
)
を
灯
(
ひ
)
に
照
(
て
)
らして、
湯
(
ゆ
)
の
温
(
ぬくもり
)
のまだ
拔
(
ぬ
)
けない
襟
(
えり
)
を
少
(
すこ
)
し
開
(
あ
)
ける
樣
(
やう
)
に
襦袢
(
じゆばん
)
を
重
(
かさ
)
ねてゐた。
長
(
なが
)
い
襟首
(
えりくび
)
が
能
(
よ
)
く
見
(
み
)
えた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぬくもり(温)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
温籠
(逆引き)
頭の中に籠ツてゐた夜の
温籠
(
ぬくもり
)
を、すツかり
清水
(
せいすい
)
で
冷
(
さ
)
まして了ツた、さて
長火鉢
(
ながひばち
)
の前に
坐
(
すは
)
ると、恰で生まれ變ツたやうな心地だ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
次に手ばしこく蒲團を
畳
(
たた
)
んで押入へ押籠む……夜の
温籠
(
ぬくもり
)
は、
二十日鼠
(
はつかねづみ
)
のやうに動くお房の
煽
(
まほり
)
と、中窓から入ツて來る大氣とに
冷
(
さま
)
されて、其處らが
廓然
(
からり
)
となる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
ぬくもり(温籠)の例文をもっと
(1作品)
見る
温度
(逆引き)
糠
(
ぬか
)
のように見えた粒は次第に太く長くなって、今は
一筋
(
ひとすじ
)
ごとに風に
捲
(
ま
)
かれる
様
(
さま
)
までが目に
入
(
い
)
る。羽織はとくに濡れ
尽
(
つく
)
して肌着に
浸
(
し
)
み込んだ水が、
身体
(
からだ
)
の
温度
(
ぬくもり
)
で
生暖
(
なまあたたか
)
く感ぜられる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぬくもり(温度)の例文をもっと
(1作品)
見る
血温
(逆引き)
七兵衛が死骸をかかえ起して、胸をくつろげて先ずその疵口をあらためると、からだはまだ
血温
(
ぬくもり
)
があった。
半七捕物帳:18 槍突き
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ぬくもり(血温)の例文をもっと
(1作品)
見る
體温
(逆引き)
番甲
申上
(
まうしあ
)
げまする、こゝにパリス
樣
(
さま
)
が
殺
(
ころ
)
されて
居
(
ゐ
)
させられます、またロミオにも、また
其以前
(
そのいぜん
)
に
死去
(
みまか
)
りました
筈
(
はず
)
のヂュリエットにも、
體温
(
ぬくもり
)
のあるまゝ、
新
(
あたら
)
しく
殺
(
ころ
)
されてをられまする。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ぬくもり(體温)の例文をもっと
(1作品)
見る
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