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なまぬる
ふりがな文庫
“なまぬる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
生温
81.9%
生暖
10.3%
微温
5.2%
生緩
1.7%
生鈍
0.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生温
(逆引き)
ちらと乾雲の刃を見ると、人を斬らずにはいられなくなる左膳、このごろでは彼は、夜
生温
(
なまぬる
)
い血しぶきを浴びることによってのみ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
なまぬる(生温)の例文をもっと
(50作品+)
見る
生暖
(逆引き)
そこから暗く
生暖
(
なまぬる
)
い、まるで何かの胎内ででもあるかのような——それでいて、妙に
赭
(
あか
)
みを帯びた闇が始まっていた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
なまぬる(生暖)の例文をもっと
(12作品)
見る
微温
(逆引き)
で、
復
(
ま
)
た私は起き上った。
微温
(
なまぬる
)
い風が麦畠を渡って来ると、私の髪の毛は額へ
掩
(
おお
)
い
冠
(
かぶ
)
さるように成った。復た帽子を冠って、歩き廻った。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
なまぬる(微温)の例文をもっと
(6作品)
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▼ すべて表示
生緩
(逆引き)
併し色が
生白
(
なまつちら
)
けて眉毛がチヨロけて眼尻が垂れ、
少
(
ちつ
)
と失礼の云分だが
倭
(
やまと
)
文庫の挿絵の
槃特
(
はんどく
)
に何処か
肖
(
に
)
てゐた。第一
忌
(
いや
)
な眼付をして
生緩
(
なまぬる
)
い
吻
(
くち
)
を
利
(
き
)
かれると
慄
(
ぞう
)
つと身震が出る。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
なまぬる(生緩)の例文をもっと
(2作品)
見る
生鈍
(逆引き)
芸妓の
生鈍
(
なまぬる
)
い肉声に歌われて、いわゆる
緑酒
(
りょくしゅ
)
紅燈の濁った空気の中に、何の威厳もなく、何の情趣も無しに迷っているのに較べると
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
こんな
生鈍
(
なまぬる
)
い汽車でよく戦争が出来たものだと云う人もある。なにか故障が出来たのだろうと弁護する人もある。戦争中にあまり激しく使われたので、汽車も疲れたのだろうと云う人もある。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
なまぬる(生鈍)の例文をもっと
(1作品)
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