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ぬる
ふりがな文庫
“ぬる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ヌル
語句
割合
温
80.7%
微温
10.2%
緩
4.5%
暖
2.3%
濡
1.1%
鈍
1.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温
(逆引き)
温
(
ぬる
)
い、いや熱くさえある血潮が彼の二ノ腕までまみれさせ、彼は蒼白となった
面
(
おもて
)
に、その双眼を、じっと、ふさいだままにしていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ぬる(温)の例文をもっと
(50作品+)
見る
微温
(逆引き)
是においてか、情愛は
會得
(
ゑとく
)
の作用にともなふがゆゑに、かれらのうちのうるはしき愛その
熱
(
あつ
)
さ
微温
(
ぬる
)
さを異にす 一三九—一四一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
ぬる(微温)の例文をもっと
(9作品)
見る
緩
(逆引き)
「はア」と自分は
緩
(
ぬる
)
い茶を一杯
啜
(
すゝ
)
つてから、「それでですナア、今
喞筒
(
ポンプ
)
を稽古して居るのは?」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
ぬる(緩)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
暖
(逆引き)
北輝雄は未だ
夏期
(
なつ
)
の
暖
(
ぬる
)
みの去らない光明を頭からいつぱい浴びながら、無細工な大きな卓机にもたれかゝつていゝ気持でうつとりしてゐた。やうやく三十分前ばかりに眼を醒ましたところだつた。
二人の男
(新字旧仮名)
/
島田清次郎
(著)
ぬる(暖)の例文をもっと
(2作品)
見る
濡
(逆引き)
春雨や小磯の小貝
濡
(
ぬる
)
るほど
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
ぬる(濡)の例文をもっと
(1作品)
見る
鈍
(逆引き)
岩の
凹
(
くぼ
)
みに
湛
(
たた
)
えた春の水が、驚ろいて、のたりのたりと
鈍
(
ぬる
)
く
揺
(
うご
)
いている。地盤の響きに、
満泓
(
まんおう
)
の波が底から動くのだから、表面が不規則に曲線を描くのみで、
砕
(
くだ
)
けた部分はどこにもない。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぬる(鈍)の例文をもっと
(1作品)
見る
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